歯科医院長mabo400のブログ

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今日の充填治療186(中級編)

2017/02/26
 
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40代女性、左上6、遠心歯根面カリエス、自発痛+

レントゲンでは7番にもありますが(赤の←)、
今回は6番(黒→)のCR充填治療です。

1603151125.jpg

同じ歯でも遠心(奥の方)面にカリエスが出来やすいのかは、
従来の歯科医学では説明できない。

電気化学的な視点で見ると説明は簡単にできる。
奥の方が手前側より酸素濃度が低いので、
酸素濃度勾配による電位差が生じるからだ。

要するに金属腐食学分野でいうところの「濃度差電池、通気差腐食」と呼ばれる現象で、
歯の遠心と近心との間に局部電池が形成され、
遠心が腐食電極、近心が対電極になるからと解釈できる。

6番の遠心カリエスくらいなら、直視できないとはいえ、CR充填は左程難しくはない。
口蓋側から見るとちょっとだけ見えるような見えないような。。
通常神経を取って冠を被せるという方法が一般的だと思われる。

_MG_7848.JPG

ラウンドバーで側面から斜めにアクセスしてみた。

_MG_7850.JPG

かなり虫歯は広がっている。

_MG_7855.JPG

α-TCPセメントで覆とう

_MG_7861.JPG

ふつうに既製のストリップスで隔壁を作る。

_MG_7865.JPG

CR充填後、所要時間45分。

_MG_7868.JPG

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