今日の抜歯再植術シリーズ39.01

      2017/03/20

30代女性、右上7、歯根破折、髄床底穿孔、Per

前回のつづきです。

リンクを遡ってご覧下さい。

http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201606080000/

状態は極めて悪かったが、なんとかなると信じて修復作業に入った。
人間の生体組織はそれほどヤワではない。

まずクラックや穿孔の状況を把握しようと、
膿瘍をきれいに除去しつつ、
クラックに添って溝を形成した。

近心側、

クラックより上の歯槽骨は失われている(楕円部分)。
この部分は骨が再生しない可能性が高く、深い歯周ポケットになるか、歯根が露出すると思われ、
継続的な管理が必要となるだろう。

クラックは黒の→を繋げたラインで、略全周に渡って割れている。
赤の→の部分だけがクラックが入っていない部分で、かろうじてこの部分だけで離断を免れている状態。

IMG_0495.JPG

遠心側、
この面は比較的状態は良い。
クラックが少し見える程度。

IMG_0493.JPG

歯根側1、

黒の→が離断していないところ。

IMG_0496.JPG

歯根側2、

穿孔部分(楕円部分)も破折線に添っている。
根尖も開拡して、逆根充の用意をしている。

IMG_0497.JPG

つづく

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