今日の2次カリエスシリーズ49

      2017/03/20

30代男性、右下4、5 メタルインレー/CR充填の2次カリエス。

このときのつづきです。

http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201606210000/

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5番に引き続き4番も合着セメントの接着性は失われていて、
エキスカベータで引っ掛けるだけで簡単にダツリした。

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黒色物質はFeS(硫化鉄)という嫌気性の硫酸塩還元細菌の代謝産物で、
この物質のおかげで、虫歯の進行は抑えられている。
たぶん10年程経過しているが意外と保っているというか、
なんというか、
歯医者はこの嫌気性細菌に助けられているというわけだが、
気が付いていない。
歯医者は早くこのことに気が付いて、この細菌に感謝すべきだ。
世界には数十万人の歯医者がいると思われるが、気が付いている歯医者は僕だけというのも情けない。

無麻酔でマージン付近だけ新鮮歯質を確保している。
ボンディング材の接着性を最大限にするためだ。
後は軟化象牙質が残ろうがどうでもよい。
なぜなら虫歯は所謂細菌感染症ではないからだ。
このことにもそろそろ気が付かないといけない。

5番の近心の古いCR充填も辺縁封鎖性が失われていて2次カリエスになっていたので、
同時進行的に修復作業を進めた。

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α-TCPセメントで覆とうして、

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CR充填した。

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 - 削らない・抜かない歯科治療, 今日の2次カリエスシリーズ