歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の何やっているの?シリーズ290

2017/03/20
 
この記事を書いている人 - WRITER -

70代男性、左上7、外傷性歯牙破折、自発痛+、頬側根相当部腫脹
先月から似たような症例がつづいています。
3件目です。

IMG_0398.JPG

この方は今に始まったわけではない、20年前から噛み締め癖がありました。

左上7は歯根破折で20年前に部分抜歯した。当時は保存方法を開発していなかったからだ。

左上6は今回Per症状が出た歯、レントゲンでは髄腔が見えない。
全て2次象牙質になっていると思われる。

左上5は去年歯根が破折して抜歯再植済みの歯。

左上4は遠心歯根面の2次カリエス。

随分前から外傷性の歯根膜炎、歯根破折、クラックからの外傷性の虫歯をくりかえし、
対症療法を試みて来たが、そろそろ咬合崩壊ですかね。。

1609101611.jpg

咬合面から歯髄にアクセスする前。
補強冠はすでに破断していて、CRにもクラックが入っている。

IMG_0400.JPG

これが天蓋部分。クラックが見える。
頬側の歯肉の腫脹が見える。

IMG_0401.JPG

髄腔に達したと思われる部分。
腐敗臭がした。

IMG_0403.JPG

頬側の2根菅は明示できたが、
口蓋根のそれは見つからない。
2次象牙質で埋もれてしまったようだ。
穿孔でもさせたら面倒なだけなので、これ以上は追求しない。
2次象牙質は残したままにする。
クラックは歯根壁に認められる。

IMG_0404.JPG

超音波スケーラのエンドチップで洗浄しながら確認したが、
頬側の遠心根の歯髄は活きていたが近心根のそれは失活していた。
そんなことはどうでもよい。どっちにしてもこれ以上余計なことはしないのだから。
こころみに◯MIX風に根充してみた。
これは無くても炎症は治まると思う。

IMG_0407.JPG

α-TCPセメントで覆とうして(?)

IMG_0408.JPG

CR充填した。
補強冠は再製作して、4番の虫歯の治療もしなくては。。

IMG_0409.JPG

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© I歯科医院の高楊枝通信。 , 2016 All Rights Reserved.