今日の充填治療296(中級編)

      2017/03/20

最近はこのブログを見て遠くはドイツからいらっしゃる方もいて、
そろそろ通常の診療体制では対応が難しくなってきています。
遠くからいらっしゃる方専用の歯科室を手作りしています。
そのうちできるでしょうw

今日の症例も隣県から通院されている方で、
往復5時間はかかると思われます。
ご苦労様です。

このときのつづきで、

http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201609170001/

さすがの僕も抜歯再植以外の選択肢がない最悪の状態でしたが、

とりあえず、保存してみました。

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残念ながら動揺度1〜2ですが、このまま進めてみます。
だめな時はそのとき考えます。

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今日は手前側5番のブリッジの冠を除去してCRで覆いました。

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除去冠、黒い部分が隙き間があったところ。
この黒色物質はFeSでヘモグロビンとタンパク質由来で硫酸塩還元細菌の代謝産物です。
この物質はイオン伝導を遮断しますので、虫歯の進行を抑えると考えられますが、歯科医学では全く知られていない領域です。

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以下、CRで歯冠を築成する過程ですが、通常の歯科医院では対応できません。
たぶんそういう歯科医院を探しても徒労に終わるでしょう。

一番の理由は歯科医師は実用レベルで歯を一から作れないのです。
学生時代に歯牙解剖学でやる歯型彫刻実習はお遊び程度でしかありません。

どうやると口腔内でCRで歯を一から作れるのか、
歯科医師は解らないと思います。
従来の歯科医学の発想を越えれば(完全無視して理論的に考えれば)実現できます。
一々解説はしませんが、以下の画像をよく見ればどうすればよいのか解るはずです。

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咬合面観

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処置時間約60分。
この後は特殊な義歯になる予定です。

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