今日の何やっているの?シリーズ297

      2017/03/20

歯根破折は抜歯になるケースとしては上位のランクに入ると思います。

ほとんどの歯医者は歯根破折=抜歯と診断します。
で、ブリッジやインプラントを薦めます。
そちらの方が儲かるからですw

でも、歯根破折を回避する技術はあります。

そのコンセプトはポストを止めることです。
そして鋳造物を使わず、CR充填材料の築成方法を洗練させることです。

ポスト(差し歯)というのは、神経を抜いた歯根は管になっているので、
ここにポストを挿せば人工歯を歯根に継ぐことができるよね。
という考え方が湧いて来るのは自然なことです。

しかし、歯冠に横方向の力が加わると、歯根を割ってしまいます。

鋳造物を使うと、抜けるようにアンダーカットを形成することは禁忌です。

これがまた歯根破折やダツリ・2次カリエスの原因になるのです。

歯医者はたぶん150年以上、鋳造ポストしかない、、と思い込んで基本的な修復方法を変えませんでした。
ただ、材料が変わっただけです。

歯医者は工学的というか、構造力学的な発想ができません。

他の分野から見ると、とても不思議なことです。

というわけで、構造力学的な修復方法を提案しておきます。

歯根面には歯根破折の原因になるポストは必要有りません。
無くても十分な維持力を得ることができます。

CRでコアを築成しますので、
ディンプルを形成します。
このディンプルの不定形ということが重要です。
様々な方向からの咬合力を分散しつつ維持力を得ることができます。

IMG_1539.JPG

上部構造は歯根が破折する以上の力が加わるとダツリして歯根を守るという考えで設計します。
という訳でコアの設計が重要な意味を持ちます。
コアは丸く上部構造がダツリする時に抵抗しないように、ラウンド形状とします。
ポストは使わず、ピンレッジとします。
これで十分な維持力を確保できるだけではなく、しかも歯根が破折せずに済みます。

Rounded CR core additional pinledge

と呼称しておきますので、ご自由にお使いください。

IMG_1717.JPG

冠試適調整後

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