今日の抜歯再植術シリーズ48 .01

      2017/03/20

40代女性、左下6、Per、分岐部病変

前回のつづきです。
http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201611080000/

分岐部病変は穿孔が原因だったと思うが、
Perの方がメインだったのだと思う。
Perによる炎症が分岐部病変に繋がったように見える。

遠心根だけ抜歯することにして、分割し始めた。
とりあえずメタルをカットしたところ。

IMG_2968.JPG

歯質も分割して

IMG_2969.JPG

抜歯した。膿瘍が見える。

IMG_2970.JPG

抜歯窩内部は骨は広範囲に失われている。
鋭ひピンセットが、

IMG_2971.JPG

曲がりの部分まで入る。

IMG_2972.JPG

膿瘍をしっかり掻爬して、
抗生剤入り生理的食塩水で洗浄。

IMG_2973.JPG

抜歯した遠心根をよく見てみたが、破折や穿孔ではないようだ。

IMG_2974.JPG

分岐部側

IMG_2975.JPG

根尖口が舌側根は充填されているが、頬側根は根尖まで開かなかったので、
この部位に問題があるのかもしれない。
根尖口内部の隙き間に細菌やその他腐敗産物等の起炎物質があり、
それが炎症の原因になる。
近心根のPerは治癒しているように見えるので、根充材が起炎物質ではないと思われる。
あるいは根尖口が大き過ぎて根充材と歯質との間に隙き間があったのかもしれないが、
まったく見えない手探りでの作業なので、根充作業には常に不確実性はつきまとう。
神経を取るなどということは、しないに越した事はないのだ。

IMG_2976.JPG

2根共に根尖を開拡して

IMG_2977.JPG

スー◯ー◯ンドで充填した。

IMG_2984.JPG

抜歯窩に

IMG_2985.JPG

挿入して

IMG_2986.JPG

ソケットに完全に収まるのを確認した。

IMG_2988.JPG

隣在歯と接着固定

IMG_2991.JPG

仮封材で包帯し、投薬4日。

IMG_2993.JPG

 - 削らない・抜かない歯科治療, 今日の抜歯再植術シリーズ