オームの法則 (2)

      2017/03/20

というのがあって、現実世界ではこれを越えることができない厳しい法則です。

これは少なくとも中学生の理科で習うのですが、
実際にこれを理解して自在に使いこなせる人は稀で、
要するにアナログやデジタルの電子回路を自在に作れる人のことですが、
数十年生きてきた中で、出会った人は、数えるほどです。
1万人に1人ほどしかいないのかもしれません。

非常にシンプルな法則の割には、
大多数の人はこれを使えないのですが、
だからと言って気にすることもないでしょう。
でも、電子機器を使っている現代人としては、恥じなければなりません。
そういう法則です。

どういうものかというと、
数式で書くと「電圧=抵抗×電流」となります。
言葉で表現すると、ある抵抗にある電流を流すとある電圧が発生する、となります。

式の変形をして、「電圧÷抵抗=電流」とすると、
ある電圧を発生する電源にある抵抗をつなぐとある電流が流れる、となります。

具体的な数値を挙げて書いてみると、
25V(ボルト)の電源に1Ω(オーム)の抵抗をつなぐと25A(アンペア)の電流が流れます。

ところが同電源に1MΩ(メガオーム:1,000,000Ω)の抵抗をつなぐと、25μA(マイクロアンペア:0.000025A:0.025mA)の電流しか流れません。
魔法ではないので、この電源電圧ではこれ以上の電流を流すのは不可能です。

でも、どうしても25mAの電流を流したいときはどうしたらよいのでしょうか?
それには2つの方法しかありません。

電源電圧を1,000倍の25,000Vにするか、
抵抗を1/1,000の1kΩにするしかありません。
またはその両方の積のルートが1,000倍になっても同じです。

現実にはどの方法がコスト的に見合うかで決めます。

まあ、25,000Vなど危険以外の何物でもないです。
人間は1,000V以上で感電死することがありますから。

虫歯を作る実験の場合、ハイドロキシアパタイトは高抵抗ですので、
電気的接触面積を増やす方が簡単でしょう。

生体でもそうなっていると思います。

そういうことです。

 - 削らない・抜かない歯科治療, 虫歯の電気化学説