なぜメインテナンスなのか? その2

      2017/02/26

無農薬・ノーワックスの夏みかんをいただいたので
皮まで食べようとオレンジピールならぬ夏みかんピールを作りました。
皮を煮る時にできるシロップをわけぎのぬたに混ぜたら
なんとも春っぽい風味です。
子供らやつれ合いは、美味しいね、で終わってしまいましたが
いいんです、私だけ、春だなぁと楽しんでおきます。(笑

さて、先週に引き続き、バイオフィルムのお話を。

バイオフィルムは敵か味方か?

台所の排水口のヌルヌル、とお話しましたが
このバイオフィルムと呼ばれるものは
”濡れていて、硬い”ところならどこにでも出来ます。

川底の石で足を滑らせた経験はおありではないですか?
コケでも生えているとお考えの方もおられるかもしれませんが
実は、あれもバイオフィルムなのです。

多種の細菌類が寄り集まってお互いにヌルヌルヤネバネバを出し合って
そのぬめりを鎧のようにまとって、その鎧の中で、
静かに増殖しながら外からの攻撃をかわしているのです。

このヌルヌルがなによりの曲者!
バイオフィルムは粘性で保護力のある組織であるために
ヒトやその他の動物の免疫システムや抗生物質による攻撃を防御します。
つまりバイオフィルムが生き物に対して感染症の原因となっている時
自然には治らないし、薬も効かない、ということです。

反面、同じ防御のメカニズムで、毒性を持つ汚濁物質の影響を受けずに
環境汚染にかかわる廃棄物や廃液の分解を行うことができます。

近年はバイオフィルムに関する知見も高まっていて
微生物工学と呼ばれて環境分野、工業分野での応用も盛んです。
そう、あの川底のヌルヌルも実は、河川の自浄作用に働いていると
言われています。

バイオフィルムは敵にも味方にもなるのです。

次回はバイオフィルムが敵になるとき、感染症として現れる時について
お話を進めましょう。
つづく

 - 削らない・抜かない歯科治療, メインテナンス歯科