歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

子供の虫歯03 再び、何処より? (2)

2017/02/26
 
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先々週の写真に再登場していただきましょう。

これ、スプーンです。
スプーンの表面に粒々とミュータンス菌がコロニーを作っています。

ミュータンス菌に感染している幼児が使ったスプーンという触れ込みですが
感染している大人が使ったスプーンももちろん、同じ状況になります。

虫歯菌はお箸やスプーンにのっかって
子供さんのお口の中まで運ばれてきちゃうんです。

離乳食の時期、
お食事の世話をする方のお口の中にミュータンス菌がたくさんいて、
御飯が熱くないかな~、、なんてスプーンをちょっと舐めてみる。

これによって子供さんは
ミュータンス菌の感染の危機に繰り返しさらされる。

子供の虫歯01子供の虫歯02をまとめると

子供さんのお食事の世話をされる方がミュータンス菌に感染している時、
離乳食の時期などにスプーン、お箸、コップなどがミュータンス菌に汚染された
状態で使用されることで、子供さんがミュータンス菌に繰り返し接触する。
感染が起こるわけです。
お口の中のミュータンス菌は1歳2ヶ月から3歳ごろまでの乳臼歯の萌出によって本格的に定着する。

このとき、糖濃度の高い食品(砂糖で甘いもの)が頻繁に与えられていると
ミュータンス菌が出す酸によって
これも頻繁に、プラーク中の酸性度が強くなることで
プラークを構成する細菌は、
酸性環境下で生き残ることが出来る虫歯菌ばかりになってしまう。

さらに砂糖由来でミュータンス菌が作り出す強力な糊のおかげで
プラークは歯の表面にしっかりと固定される。

この結果、月齢36ヶ月でのウ蝕有病者率(虫歯持ち)は43%です。

時には、これが兄弟間で、棒付きキャンディーだったりとかね。
スティック糊みたいな、ケースに格納できるキャンディ、見たこと無いですか?
指輪の形になった、大きな真珠の指輪みたいなキャンディとか
ちょこちょこ、繰り返し舐める。
しかも、兄弟が『ちょっと、舐めてみる?』とか。
他所の子ってのも見かけたことあります。

初めて見たときは、私、のけぞりましたです。(笑

でも、子供は欲しがるみたいですね。

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