虫歯を治療しないで予防管理

   

歯

虫歯が出来てしまったら、ふつうは、
あ~あ、、削って埋める治療だよな。。。
と思いながら、歯医者に行くわけです。

でもね、唾液検査の結果はそんなに悪くない。
SM:1、LB:0、唾液量:8ml/5min、緩衝能:青緑、
ただ、飲食回数だけが多い、恥ずかしくて言えないレベル、
欲望の赴くままに冷蔵庫をあさったりする。。(;*_*A
そんな食生活。

まあ、そんな時はいきなり削る治療はしないでプロセス治療をしてみる。
食生活の分析とアドバイス、だらだら飲食や寝る前飲食は絶対ダメだよ。。
重曹水で飲食後はうがい(pH調整)。
1~3ヵ月毎のPMTC(クリーニング)やダイアグノデント(DD)測定、など。

14歳から
だらだらと4年間予防だけで、なにもしませんでした。
もう18歳で高校卒業なのですが、
虫歯の進行は極めて遅いか止まっている様子です。
虫歯のまんま、でも、これからも何もしないつもりです。
たまには見せに来てね。。。

経過を追ってみましょう。
12歳までは、虫歯無し。磨けてないけどね。
12y-1

14歳のとき、虫歯出現!磨いているみたいだけどね。
14y-1

14y-22
失われた2年間!!
小学6年までは虫歯なし、だったのに、、、
なぜ??
この間、何が起こったのでしょうか?
食生活が乱れやすい中学・高校時代に皆さんやらかします。
この時代を虫歯なしで乗り切ると、生涯虫歯にならないのですが。。

16歳、変わらず。というか、少し黒くなってきている、DD値32。
16y-1

16y-22

17歳、虫歯が黒くなってくるのは進行が止まってきている証拠。
レントゲンでも虫歯はこころなしか、やや小さくなっている(そこまではないか)。
でも、この年DD値は32、46、68、とうとう99と振り切れてしまった。
17y-1

17y-22

18歳、黒さが増しましたが、ほぼ虫歯は止まっているのです。でもDD値は99のまま。
表題写真はこれです。

がんばりましたね!

虫歯というのは、初期の急激な進行を抑制できれば、
後の進行は非常にゆっくりになります。
カリエス・リスクが十分低ければ、
削る治療をあわててすることはありません。
このような虫歯を抱えている方も多いと思います。
長期に渡り充填処置をしないというのは勇気が要りますが、
唾液検査、ダイアグノデント、
重曹洗口によるpH調整などのツールを使うことにより、
虫歯の長期管理も可能になって来ています。
参考になりました?<りんりんさん

この子は虫歯を進行させないことを通じて、
虫歯のコントロールの仕方をマスターしました。
将来、自分の子供たちを虫歯にしないことも簡単にできるでしょう。

この虫歯は治ることはありませんので、
近い将来充填処置をすることになるでしょうが、
しないことによって得られたものは大きかったと思います。

これって、系統連係ではない独立型のソーラー発電システムに似ています(^.^)

 - 歯科未分類, 削らない・抜かない歯科治療