虫歯管理失敗例

虫歯の管理は
唾液検査の結果に基づき、
なるべくすぐには削らずに
温かい眼で見守ることなのですが、
どうにもならない場合もあるのです。
画像は8歳女子、
2007年8月、
右下6番の咬合面の虫歯を1年間削らずに我慢しましたが、
とうとう充填処置しました。
その1年4ヵ月後、
同じ歯の近心隣接面に穴が開いてしまいました。
今回のこの虫歯は上の写真の2007年8月の段階では存在していないものです。
なのにもう、虫歯が神経に届きそう、、、あぁぁ、、、。
3-MIX併用でCR充填しました。
うちではこういう例は少ないのですが、
おやつ食べ放題とか、
重曹洗口をサボるとか、
そういう子です。
この子はミュータンス菌はclass2と確かにやや多めではあるのです。
、、が!!、そのことと虫歯が急速に進行することとは、
本来、イコールではありません。
このような急速な虫歯の進行は
だらだら喰い、ちょこっと喰い、といった食習慣に原因があるようです。
横でお母さんに小突かれていました(-“-;)
こういう症例は歯医者としては悲しいものです。