今日の充填治療その6

   

今日は、この歯の続きです。

前回は時間の都合で、水硬性セメントを歯肉縁下の虫歯?に押し込んだだけで終わりました。
白く見えるところがそれです。

よく見ると縦に2本クラック(ひび)が見えます。

いつもは麻酔はしないのですが、
さすがにこのケースはだめでした。
患者さんは痛みと恐怖で失神寸前?。
しっかり浸潤麻酔。

電気メスで歯肉切除。
あ、、穴??虫歯??
この穴はデントエナメルジャンクション(DEJ)と
穴の左右のある2本のクラックに挟まれています。
切削器具で削ってできたものではありません。

この穴は歯髄(神経)まで達していて、
歯髄息肉になっていました。
ふつうは麻抜(神経をとる)でしょうが、
そんなことはしません。

息肉を電メスで切除して、
抗菌剤入りアパタイト系セメントでライニングして、

フロアラブルレジンで充填しました。
抗生物質3回分投与。
さて、どうなりますか。。

このような穿通性の虫歯?は咬合性外傷と関係があるという噂はありますが、
はっきりしません。

咬合性外傷>クラック>機械的破折+通気差腐食>穴
という経過をとるのでしょうか?

2~3日して患者さんの友人が来られましたので、
その後どうなったか聞いてみましたが、
最初は痛がっていたが、今はだいじょぶそう。。ということでした。

まあ、どうなるか分かりませんが、
とりあえず経過観察ですね。

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