今日の充填治療その11

   

今日の充填治療は左上7番、
ここのつづきです。

これが術前のレントゲン写真、
水硬性セメント(白いもやもやがそれ)を無理やり押し込んだだけですが、
痛みは止まります。

実はこういう痛みの発症メカニズムというのもよく解っていません。
虫歯の穴に生息する細菌が酸をだすから、
その酸の刺激で?
でもpH4の酸で痛みが出るのでしょうか?
その象牙細管も細菌などでつぶれていますよね?
象牙細管内になんらかの圧力の変化が伝わったり、
何らかの物質が侵入したりするのでしょうか?

よく考えると解りませんね。

このケースのように、まだ歯髄に細菌が侵入している前の虫歯の痛みが
なぜ起こるのか、まだ解っていないのです。

なんとなく、虫歯だから痛いのさ、、虫歯菌が暴れるんじゃない?、、

歯科医師でさえそんな程度です。

では「虫歯の電気化学説」ではどのように解釈されるのでしょうか?

まず、虫歯の穴の中は酸性水溶液です、
さらに虫歯の象牙質の内壁はマイナス電極になりますので、

虫歯の穴の内外で局部電池が形成されています。

象牙質が溶けながら電流が流れますから、

虫歯が痛いのは電気刺激のせいではないでしょうかね?

どなたか研究してみてください。

術前、

虫歯に切削器具がとどいたところ、
白いのは水硬性セメント。

このような深さ10mm近い切削は、
○リタ製のαミニのようなコンパクトなタービンでないと
できません。

接着面の虫歯は削除したところ、

抗菌剤+○ンキン製の○ュ-・アパタイト・ライナーで軟化象牙質をライニング、
セメントはレジンが溢出しないように除去しない、
外れているところは既成のストリップスをハサミでトリミングして使う、

通法に従いフォロァラブル・レジンで充填、
この手のCR充填治療を成功させるには歯肉を傷つけて出血させないことが重要です。

ほとんど心眼での作業(実際には見えない)ですので、
一般性はない、誰でもできるわけではないし、
必ずしも上手くいくとも限らない。
術後のレントゲン写真、

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