外傷性歯牙破折01

   

関東地方在住30代男性、右下6、冷水痛、咬合痛+
去年の10月にCR充填治療をした方で、

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-4951/

冷水痛、咬合痛が取れないというか、だんだん酷くなるので、どうにかしてほしいということだが、たぶん歯牙破折している。完全離断していないとしても象牙質に達するクラックはある。

噛む力が強すぎると当初より指摘してはいたが、なかなか受け入れられないというか自覚できない。

ご本人にすれば、しっかり噛むのがどうしていけないのか?という感じなのだろうか?
よくは分からないが。

咬合力が強すぎる査証として、骨隆起ができるというのはよく言われる。
誰にでもあるわけではなく、咬合力により顎の骨が変形しないように補強する機序だと解釈されている。

また全ての臼歯に隣接面カリエスができている。
成人の隣接面カリエスの発症の陰には外傷性咬合が隠れていると言われている。
過大な咬合力により歯はゴム毬のように変形し、隣在歯同士が押し合いヒビ(クラック)が入り、そこから隙間腐食が進行する。
6番のCR充填のbefore/afterのレントゲン写真だが、4567の全ての隣接面にカリエスができている。

before

after

6番充填中の画像に7番の隣接面カリエスが写っているので見てほしい。かなり深いカリエスで欠ける寸前だ。冷水痛などの症状が出ていてもおかしくない。

充填前の歯にクラックがないかどうか探してみた。かなりの数が見つかる。

CR充填後の画像にもエナメル質のクラックだが、咬頭の尖頭から歯根側に向かって伸びている。砕ける寸前にも見える。

対処法の一次選択は補強冠だが、どこでもは対応していない。うちのオリジナルだからだ。

 - 削らない・抜かない歯科治療, 外傷性咬合