歯科医院長mabo400のブログ

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今日の抜歯再植術シリーズ104.01

2019/04/07
 
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30代女性、左上1、周期的に痛みがある、穿孔、クラック?、窪み?

高校の時に前歯2本を虫歯で差し歯にした。
5年ほど前から違和感が出て、とうとう2年前から歯科医院に通い始めたが、好転せず。
去年の11月に歯根端切除術を受けたが、症状は変わらず。担当医によれば、歯根端にクラック(ヒビ)があったと言う。

前回のつづきです。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/replantation/今日の抜歯再植術シリーズ104/

このクラックがあったと思われる歯根端部分は切除されていたので、抜歯再植時にははっきりとは判らなかったのだが、残っている画像に写っていないか詳細に検討してみた。

この血液がクラックに流れて、モデル製作技法で言うところの「筋彫りに墨流し」をした状態になっているようだ。

Cがクラック、Pが穿孔部分。カットした歯根端を再現してみた。

角度を変えた画像

綺麗にしている段階での歯根端部分のクラック

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もう少し上の穿孔より上の歯根端より続いていると思われるクラック

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歯根端切除をしても、クラックは上の方まで続いていたので、細菌を除去することはできず、症状は消えなかったのかもしれない。

もう少し進めてみたところ

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ちなみに
Sはシーラー、Gはガッタパーチャー、MはMTAセメント

これらは根管や穿孔やクラックを充填するためのものだが、マイクロスコープで見ながらでも歯根の内側からの処置では上手くいかないことは多い。
やはり、抜歯して問題点を歯根の外側からフォローする方が確実だ。

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