歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の抜歯再植術シリーズ108.01

2019/04/12
 
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70代女性、右下3、瘻孔、不快症状有り 003703

瘻孔というのは、歯根のどこかに細菌の生息に適した場所があって、そこに生息している細菌と人間の免疫機構が戦っているところ(膿瘍)から、壊死したリンパ球その他が膿となって流れ出ている孔(あな)です。
病状は非常に安定していて、ゆっくりと進行します。ただ自然治癒することはなく、最後は急発もしくは不快症状が続いて抜歯に至るか、自然脱落してしまいます。
そうなるまでに20〜30年経過することも珍しくないのです。

初診から1年半後、瘻孔からの排膿は止まらず、違和感があるというので、
瘻孔を外側から充填してみることにした。
いわゆる根尖切除術を最初から開いている問題のある部分を切除して逆根充のように外から埋めようというものだ。

2014/08/04

排膿部分を開拡してみると、根充材が見える、根尖はもう少し下の方にあるようだ。

リーマーを入れてみると、穿孔がある。リーマーの先端が見えている。
瘻孔の原因はエンド治療中の穿孔のようだ。
こんなことはいくらでもある。このような事故を避けるには最初から神経を取ろうと
思わないことだ。
昔、エンドの教授が授業の最後に言っていました。
「歯髄(神経)は最良の根充材だ。」

見える範囲にとどまるが、綺麗にして

CR充填した

つづく

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