歯科医院長mabo400のブログ

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今日の抜歯再植術シリーズ112.00

 
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80代女性、左上4、瘻孔

痛くはないが、黒く膨れているのが気になるということで、抜歯・再植することを引き受けた。
間抜けなことに再植が終わって気がついたのだが、骨粗しょう症の薬、ボナロンを飲まれていた。この薬は骨が硬く変性?するのだが、感染しやすく腐骨になりやすい。腐骨になると痛くはないが、なかなか治らない。とりあえず、腐骨除去の手術が必要に成る。もちろん抜歯になる。
もしまずいことになったらご報告予定。

レントゲン写真では黒く透過性が高い部分が問題のあるところ。他の根充材よりも透過性が高い(密度が低い)何かが写っている。

抜歯するにあたってスライスカットを入れた。楕円部分が瘻孔。

抜歯してみたところ、透過性の高い部分つまり瘻孔部分は歯槽骨が失われていた。

抜歯歯牙の分岐部に病変というか、膿瘍が見える。

膿瘍を除去したところ。根尖付近に溝?クラック?がある他は、分岐部が塑像面になっていた。吸収機転が働き始めていたのかもしれない。

それ以外の問題点は見つからなかったが、根充材だか硫酸塩還元細菌の代謝産物のFeSだか不明の黒褐色物質が見える。

つづく

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