歯科医院長mabo400のブログ

今日の抜歯再植術シリーズ119

 
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60代女性、左上4、穿孔(パフォレーション)?、自発痛+、咬合痛+、腫脹+ 003792

このところ疲れが取れず、ちょっと面倒な臨床系記事をアップする元気がない。
試作ブラットハラー型スピーカの製作も滞っている。
昼は歯科医師、夜は歯科技工士をやっているだけではない。
僕も年を取った所為か? 身体が言う事をきかなくなってきたw

とりあえず、1つアップしておこうかと思う。
このブログでは、もう抜くしかない、神経を取るしかない、削るしかない、という診断を1つ手前で踏みとどまるという症例を選んでアップしている。
若い歯科医師の皆さんは是非参考にしてほしい。

レントゲン写真では、あ、穿孔かもな。。という印象

2019/05/11

フィステルだけではなくかなり腫れている

麻酔をしながら針先で触診すると、近心根周囲の歯槽骨は失われているのが分かる。
麻酔液に押されて排膿する

接着固定用にグルーブを掘っておく

抜いてみた

遠心面には2次カリエスがあるかと思ったら、そうでもなかった

近心根にはスーパーボンドがはみ出た塊と穿孔というよりは欠けが見える

斜めから見ると薄くなった歯根面が剥がれているように見える。
これは12年前、僕が手がけた症例なので、僕が根管形成バーでクラックを作ってしまって、その後剥離したのかもしれない。
慎重にやっている僕でもやらかしてしまう。ポストは歯根を壊してしまう可能性のあるよくない修復法だ。
これも人生50年時代なら問題にならなかっただろうが、人生90年、100年となると話は違う。削って歯冠修復というのはもう過去の遺物となってしまった。もう今すぐにでも止める他はない。削ってしまったら、歯の寿命は60歳までが限界だ。

問題のある箇所を削除して

◯ーパーボンドで修復再建する

抜歯窩は綺麗に膿瘍を掻爬して洗浄し

再植する

接着固定し、バイトダウン、包帯、投薬4日

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