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今日の抜歯再植術シリーズ121

 
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60代女性、右上2、Per、常に腫れぼったく、膿が出る 004431

もう何年も不快症状が続いているが、最近ブリッジを入れた他院の先生にも、これ以上の治療をしてもキリがない、と言われて放置されてしまったという。

キリがないというより、通常の根管治療では治らないということだ。

最近こんな患者ばかりが目立つ、というか抜くしかない歯をどうやったら、少しでも抜かずに済ませることができるのだろうか?と考えると、抜歯再植しか選択肢がない、今はそういう患者ばかりだ。

そもそも、神経を取るとかしなければ、こんなことにはならないのだが、年金問題と同じなんだろう。問題が起こる前に死ななくなってしまった。だからと言って、安楽死法案を制定するのが良いのか、さっさと全部抜いて総入れ歯にすれば良いのか、そういう身も蓋もない話ではないだろう。

レントゲン写真でも、歯根周囲は黒くなっていて、しかも歯根は短い。一般的なエンド治療だけしか手駒がなければ絶望的な気分になる。マイクロスコープ+でも無理だろう。

抜歯しようとしたら、歯冠がポストごと抜けた

なんとか緩んでいる歯根を潰さずに抜いて

抜歯窩の膿瘍を掻爬、洗浄

やはり歯根尖部分に問題がありそうだ。穿孔かクラックだろう

綺麗にしていくと

やはり竹輪だ

ポストを使って

再建

綺麗にしておいた抜歯窩に

再建した歯根を挿入

固定し

仮に歯冠をCRで再建し

デュラ○ールで包帯。
20年以上昔の抜歯再植のアトラス本には縫合で抜けないように押さえているのを見るが、
今時それはないだろう。当時はレジン系仮封材はなかったが。

投薬4日

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