歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の抜歯再植術シリーズ123.01

2019/07/10
 
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40代女性、左下7、歯根破折

咬合高径の低さからオープンバイト系の噛み合わせだということが判る。
オープンバイト系の咬合は最後臼歯に負担がかかりやすいので、破折しやすい。
後ろから歯が失われていく。

もしかしたら、僕が抜歯・再植の専門医で、再植ばかりやっているように思われるかもしれないが、そうではない。どちらかというと補綴専門医で矯正専門医なのだw

再植を手がけるようになったのは補綴専門医のやりすぎで身体を壊して、予防歯科に転向したことに始まる。

予防歯科というのは患者さんに定期的に来院してただき、歯周病のSPT(サポーティブ・ペリオドンタル・セラピー)をするついでに、不具合を早期発見して抜歯にならないようにすることがメインの仕事なのだ。

ま、患者さんとしては、これは保存不可能ですから、抜歯になります。なんていうと、こんなに通っているのになんで抜歯なの!?と思うわけだ。

こちらとしては意地でも抜けないw そういうことです。
ですから、かなりきわどい抜歯・再植も手がけています。

うちで再植をすれば、その後は永久にメンテナンスフリーなのだ、とは思わないでほしい。定期管理あっての再植なのだから。

うちでやっている抜歯・再植はトラブルが発生してもなんとか次の手が打てるように考えて補綴もしている。だから再植後はジルコニアを入れて儲けようなどとは考えられないわけだ。それでは次の手が打てない。

抜歯・再植をやってみようと思われる同業者さんは、
まず、強固な予防管理システムを構築してからの話にした方が良い。DH丸投げの単なるクリーニングでは話にならない。

そして、これは重要なことなのだが、
他院でも同じサービスが受けられると思わないでほしい。これができるためには数々のハード、ソフト両面のハードルをクリアしないといけないのだ。

・・2ヶ月ほど前に破折したらしいということだった。
レントゲン写真では歯槽骨はほとんど失われているが。。たぶん生着はする。

CRを除去すると、確かに縦に破折している。通常は当然抜歯だ。

抜歯してみると

こんなことになっている。臭い。

つづく

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