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今日の抜歯再植術シリーズ130.01

 
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50代男性、左上1、Per、根尖相当部に圧痛あり。 004430

原因は細菌が生息可能な隙間というか空間があり、そこには免疫細胞は直接入れず、細菌を除去できずに、免疫細胞で取り囲んでいる状態になっている。
これを膿瘍と呼んでいる。

レントゲン写真では根尖の黒い部分が膿瘍で、免疫細胞が細菌と戦っている場所だ。
位相差顕微鏡による動画を撮ったので、次回にでもアップ予定。

なぜこのような隙間ないし穴ができるかというと、天然の穴ももちろんあるが、治療中の偶発事故もかなり多い。
根管治療用の器具で穿孔させてしまったり、器具が折れこんで取れなくなったとか、加圧根菅充填中に内部からの圧力で根尖付近にクラック(ヒビ)を入れてしまったとか、そのような偶発事故由来の膿瘍も多い。

今回の根尖付近のクラックもそうだろうと思う。このような偶発事故は真面目に取り組めば取り組むほど起こるのが常だ。だから僕は卒業することにしたw
最初から神経を取ろうとか思わなければ良いのだ。

根尖から根管内を綺麗にしているのだが、

クラックがはっきり見えるようになった。

クラックを除去してみたところ、向こう側にもクラックが見える。
治療中は2.3倍の双眼ルーペに見ていたのだが、小さすぎて気が付かなかった。
問題が生じたら、再々植ということになる。

問題がある部分を除去したら

○ーパーボンドで再建する

用意ができたら

あらかじめ綺麗にしておいた抜歯窩に挿入するのだが、両隣接歯にも○ーパーボンドを塗布しておく

つづく

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