歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の抜歯再植術シリーズ130.02

 
この記事を書いている人 - WRITER -

50代男性、左上1、Per、根尖相当部に圧痛あり。 004430

原因は細菌が生息可能な隙間というか空間があり、そこには免疫細胞は直接入れず、細菌を除去できずに、免疫細胞で取り囲んでいる状態になっている。
これを膿瘍と呼んでいる。

レントゲン写真では根尖の黒い部分が膿瘍で、免疫細胞が細菌と戦っている場所だ。
位相差顕微鏡による動画を撮ったので、次回にでもアップ予定。

なぜこのような隙間ないし穴ができるかというと、天然の穴ももちろんあるが、治療中の偶発事故もかなり多い。
根管治療用の器具で穿孔させてしまったり、器具が折れこんで取れなくなったとか、加圧根菅充填中に内部からの圧力で根尖付近にクラック(ヒビ)を入れてしまったとか、そのような偶発事故由来の膿瘍も多い。

今回の根尖付近のクラックもそうだろうと思う。このような偶発事故は真面目に取り組めば取り組むほど起こるのが常だ。だから僕は卒業することにしたw
最初から神経を取ろうとか思わなければ良いのだ。

痛くなったら、痛くなくても露髄したら(後で痛くなるので)神経を取りましょうね、取ったら歯は弱くなるので、かぶせた方がいいですよ。

というのはやってみると判るが、全部嘘ですw

歯科業界は100年以上もそうしてきたのだから、それが正しいし、それで食べていけるのだ、と暗黙のうちに洗脳されるのだが、嘘だw

神経を取ると様々な偶発症などで、その寿命は短くなる。
しかし20年保ったら、患者はどこで治療したか憶えていないかもしれないし、その歯科医院もなくなっているかもしれない。

それで、曖昧になってしまう。それが歯科業界の現実だ。

・・再建した歯牙を抜歯窩に挿入する連続画像だが、最後の一押しが痛いらしいw






連結固定の過程だが、ダミー部分にはパッチン義歯が入っていた、そのうちインプラントにしてね、という暗黙のプレッシャーだろう。
面倒なので、全部その場で再建した。





包帯し、投薬4日

今日は遅くまで技工作業があったので、いささか疲れた。つづきはまた今度。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© I歯科医院の高楊枝通信。 , 2019 All Rights Reserved.