歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の抜歯再植術シリーズ136.00

 
この記事を書いている人 - WRITER -

40代男性、右下5、Per、歯根破折

数年前Perで来院され、α-TCPの加圧なし根充で経過を見ていたが、今年の8月に腫れたということで感染根管処置を始めた。

2019/08/03

垂直加圧法(オブチュレーション法)で根管充填したが、ダメだった。歯根が破折したのだ。
以前から破折していたのか、根充時の加圧により破折したのかは分からない。
以前からクラックがあり、加圧根充時に完全離断したというのが一番有り得るストーリーだ。
オブチュレーション法は予後が比較的良いので自費治療をするエンド治療の専門家がよく行うのだが、強く加圧するので、感染根管には向かない。歯質が弱くなっているだけではなく、歯槽骨にも炎症があり緩んでいて、加圧に耐えられないことがある。力が弱いと根尖までガッターパーチャが届かない。強すぎると破折することがある。力のコントロールが難しい、ドキドキしながらの作業だ。

2019/09/11

抜歯過程



抜歯歯牙には破折面に添ってガッターパーチャが溢出している。このように垂直加圧法は側枝にも十分入るので予後が良いのだろう。
垂直加圧法は技術的に難しいのであまり行われていない。多くの歯科医師はこのような画像を見ることは少ないと思う。一々解説はしませんが、同業者向けに画像はたくさんアップしますので、よく見てください。


つづく

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© I歯科医院の高楊枝通信。 , 2019 All Rights Reserved.