歯科医院長mabo400のブログ

今日も野戦病院シリーズ35

2019/02/24
 
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80代後半女性、右上2、歯根破折 000141

90歳近くなって、もう棺桶に片足突っ込んでいるのですが、
なかなかお迎えは来ない。
医療の発達で簡単には死ねない。

しかし、死ぬまで食べ続けるしかない。
それに歯科医療の方が追いついていくのは至難の技だ。
現在の歯科医療は削って被せる式の人生50年時代の歯科医療の考え方そのままでやっている。材料が多少変わっただけだ。世界中の歯医者がそうだ。

これでは高齢化の現実に全く応えることはできない。
通常は抜いて総入れ歯しかないのだから。

それでいいのか?

そういう時代に突入してしまった。

今日は抜歯再植術シリーズではなくて野戦病院シリーズだw

・・この方、24年前に某Y町のK歯科医院で、右上456をあっという間に抜かれてしまって、大きな取り外しの入れ歯を入れられた!
でも、こんなものは気持ち悪くて使えない!これ以上歯を削るのも、抜くのも嫌!どうにかして!と来院された。

まぁ、元々わがままな性格なんだけれど、どうにかしろと言われても。。

そんなわけで、とりあえず、右上123〜7のコーヌス義歯にした。
24年前の話だ。

元来ズボラな性格で、しばらく着けていなかったので、入らなくなったというのは日常茶飯事。その後、右上3の歯根破折で憶えているだけで2回は抜歯再植している。3回だったかもしれない。
どうせ歯も磨かないし、もう面倒なので、セメントで合着している。

今回は右上2が歯根破折したとかで、まだまだお迎えも来そうにないし、抜歯再植することにした。

セメント合着しているコーヌス義歯をカチンカチンのクラウンリムーバーで除去したら、歯根膜が少なくなっている右上3も一緒に抜けてしまったw

一瞬痛かったようだ。

ちょっと焦ったけれど、気を取り直して、
右上2も抜歯再植することにして見てみると、内部はプラークというか細菌のコロニーで覆われている。

綺麗にしていくと破折しているのが見える。

抜歯してみると縦に完全に離断している。

割れているので

綺麗にして合わせてみた

◯ーパー◯ンドで組み立て再建完了。

事故?で抜けてしまった右上3も貼り合わせた痕が幾筋も見えるが、根尖付近の歯質が貪食細胞に喰われている。

そこも修復して

再植の準備完了

抜歯窩は膿瘍を掻爬して準備しておいたところに

一挙にセメント合着して、噛んでもらい、左上1とは連結固定する。

包帯して投薬4日。
どうなりますかね。。?
失敗したらご紹介予定。
多分大丈夫。。

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