歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の矯正シリーズ104.02

2019/06/20
 
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70代女性、右下6、傾斜歯

人生も長くなって、人生100年時代とか。周りを見渡してみても、確かにそうだろうと思う。
この方もこの先30年生きるかもしれない。
もしそうだとすれば、少しでも噛める歯を増やした方が良いに決まっているので、倒れてしまっている右下6番を矯正的に起こして使うことを試みた。

まぁ、歯根の骨植状態から考えて技術的には不可能に近く、矯正治療中に抜けてしまうと考え、普通は起こそうなどとは考えないだろうが、
限界症例に挑戦することでみんながハッピーになるのではないか?と、僕は考える。
諦めたらおしまいだ。

Never say never! w

矯正治療をするにあたって最も重要なことはアンカー(イカリ)を決めることだ。
口腔内でしっかりと動かない、基準になる歯が得られることが重要だ。
矯正治療で歯を動かすということは、アンカーも逆に動くことを前提にしないといけない。作用・反作用の関係で、動かすとアンカーも反対側に動くということだ。

このケースでもアンカーをどれにするか、当然右下6番より前方の歯となるのが自然だ。

この場合も右下4番、3番をアンカーにした。もちろんそれより前の2、1、反対側の1、2、3も連結固定してアンカーに使うこともある。

金パラ(金合金)、セラミックスはブラケットを装着しようにも○ーパーボンドの接着力が弱いので、レジン系の冠に換えることにした。

外すと内部はかなりの虫歯で,
虫歯を除去していくと、ほとんど歯質は失われている。
ピンレッジドコアを入れて冠を入れるまでです。
前方の3番との固定用にクラスプを作った。

これが2017/08/05のことだったので、これから矯正を始めるまで1年半程放置というか忘れていたらしい。

つづく

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