今日の何やっているの?シリーズ454

今日は連日の睡眠不足で午後は爆睡していた。
でも技工作業はあるので、仕方なくやった。
技工作業は大方の歯科医師はしない。外注するのだ。
外注するということは、神経を取って、かぶせる、その間を外注するわけだ。
逆に言うと外注するために神経を取ると言えないこともない。
神経を取らないでも、インレーやクラウンを外注するには口腔外で作れるように、ガッツリ削るしかない。抜き差しできるように過剰に(?)歯を削るしかないのだ。
そして外注先からすれば、顧客なので、先生、先生と持ち上げるわけだ。
でも、僕は外注しないので、先生、先生と持ち上げられることもない。
周りはイエスマンばかりで、偉そうにふんぞり返っているかと思われる向きもあるかもしれないが、実際は孤独だ。外注もしない、チーム医療もしない、全部自分でやっているのだから当然だ。
クリニックの歯科衛生士とは完全分業なので、僕が何をやっているのか誰も知らない。ここの記事を読んで初めて気がつく、かもしれない程度だ。
僕はあれ持ってきて、これ取って、というだけで、スタッフは何をやっているのかは知らない。知らないでも務まるのだ。
うちの患者さんが削らない、神経を取ることもない治療を受けることができるのは、何でも自分でやっているという背景があるということには気がつかないかもしれない。
外注しないので、直接口腔内で歯を直接再建するノウハウを開発するわけなのだが、そんなことは患者の知ったことではない。そんなものかと思うだけだ。
僕にとっては口腔内で作ろうが口腔外で作ろうが同じことなので、過剰に削ったり、型取りしたり、面倒なことはしたくないだけだ。その場で作ってハイ終わり。
要するに、たぶん僕は「自作マニア」なんだろうと思う。なんでも他人任せはしないで自分でやりたい。そのための苦労を厭わないだけだ。そもそも歯科医療なんかには興味はない。