歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

外傷性咬合(後天性開口)10

2019/03/26
 
この記事を書いている人 - WRITER -

20代男性(当時)、うつぶせ寝による後天性開口 001694

後天性開口の症例の画像がありましたのでご紹介。
開口(オープンバイト)は臼歯しか当たらないので、奥歯の虫歯や破折、歯周病の悪化を招くので問題になるが、その成因はよく分からないことが多い。
親知らずが萌(は)えてきてからひどくなったというのはよく知られているがそれだけではない。
今回のようなうつぶせ寝をする人もなることが分かった。
この2つの原因に共通しているのは、歯の幅径に比べて顎の大きさが小さくなることだ。
親知らずが後ろから押すことにより下顎が狭くなる。
うつぶせ寝をすることにより頭の重さで顎が潰されて狭くなる。
こういうことだと思う。
また矯正治療をしていると、最初はガタガタだった歯列を綺麗に並べると、開口になることがある。それも同じだ。顎の大きさに比べて歯の大きさが大きく、前歯が外に弾かれてしまったのだ。

開口は1年程でなるということが分かる。
この方も最初はどうして開口になったか分からなかったのだが、
いろいろと問診を繰り返していくと、うつ伏せで寝る方が安心できる、という話をされたので初めて分かった。

しかし、前歯部には隙間があることから、歯同士が押されて開口になるというわけではないだろう。うつぶせ寝で顎が横方向から潰れると顎骨自体が変形するのだろう。
かなり怖い話だが、本人にもどうにもならない。

2006/03/08

2006/12/26

2007/12/26

表題画像は開口になって11年後だが、ますますひどくなっているように見える。
訊いてみると、やはりうつぶせ寝は止められないそうだ。

2018/07/27

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© I歯科医院の高楊枝通信。 , 2019 All Rights Reserved.