歯科矯正治療後のトラブル (4)

      2017/03/20

福島第一の事故も収束は一向に見えず、
水蒸気爆発等の大惨事も懸念されており、
毎日原爆レベルの放射性物質を放出し続けている状況は変わらないようです。

現場に行った人によると「地獄」だそうで、
数十分もいると死ぬような放射線レベルの高いところもあり、
情報も開示されておらず、プラント全体の状況も全く分からないそうです。

まあ、こんな状況にもかかわらず、
青森県で原発推進派の知事が当選するようでは、
人類の滅亡も視野に入って来たと思わざるを得ません。

それはさておき、

久しぶりの歯科ネタです。
ま、歯のトラブルでは生活の質は落ちるかもしれませんが、
死ぬということはないですから、
ついつい歯科ネタは後回しになっていました。

今日は矯正治療後のトラブルについて、です。

一番多いのは歯根が短くなるトラブル、
矯正力が強すぎることが原因と言われています。
通常は歯が移動する時には、
移動させる方の骨が吸収されて、反対側の骨が新たにできるのですが、
強すぎる矯正力で歯根が吸収されてしまい、
元に戻らない現象、と言われています。
0903031620-5-2.jpg

歯根が短くなりますので、
歯周病に弱くなります。
また硬いものを食べたりすると、
脱臼したりすることもあります。
無理をしないで、
メンテナンスも欠かさず、
大切に歯を使っていくしかありません。

もう1つは、
歯根と骨が癒着してしまうトラブル。
これも矯正力が強過ぎることが一因と思われますが、
詳細は不明です。
トラブルとしては、歯に遊びがなくなりますので、
歯が根元から折れる症例を見たことがあります。

また、この状態の歯を人間の免疫系が異物とみなして、
マクロファージが貪食、吸収してしまう現象もたまに見かけます。
これは歯牙を本来の位置以外に移植したときにも見られることがあります。

貪食、吸収ですから、見たまんまです。
歯が軽石状にボコボコになって、消えてしまいます。
これが、レントゲン写真。
0903031620-5.jpg

こちらが吸収されていない側。
0903031620-5-1.jpg

初診時、
肉芽組織を除去したところ、
IMG_2061-5.JPG

セメントで仮に修復、
セメント部分が吸収されたところ。
IMG_2063-5.JPG

通常は修復困難症例ですので、抜歯になりますが、
今回は修復を試みてみました。

歯を作ってセットする前、
隙間は接着剤で充填します。
IMG_2318-5.JPG

セット後、
IMG_2320-5.JPG

術後2年経過ですが、
今のところ大丈夫みたいです。

 - 削らない・抜かない歯科治療, 今日の歯列矯正シリーズ