今日の矯正治療 (2)

      2017/03/20

13歳女子。久しぶりに矯正ネタです。
矯正している子供達は大勢いるのですが、
ほとんど床矯正で小学咬低学年からだらだらやって、
小学咬高学年になっていつのまにか終わっている感じなので、
症例発表になじまないのです。
つまりその子の成長に合わせて、ちょこっとお手伝いをしているだけなので、
劇的に治った感じがしないので、見ていてもおもしろくない。。

というわけで、今日は劇的に治る(はずの)症例です。
左上3番が埋伏しています。右上3番は単なる唇側転移。
埋伏しているといってもかなり奥の方で、こんな奥の方はあまりやったことがないと思います。
ま、若いからなんとかなるのではないでしょうか。

うちにはCTがないので、口蓋側にあるのか、唇側にあるのか単純レントゲン撮影では判別が付かず、
このところ口蓋側にある症例が続いたので、口蓋側から開けてみましたが、はずれ。。
唇側にありました。。ごめんなさい。

2009/04/07
10歳の頃から見ていましたが、どこから見ても上顎3番が萌(は)えてくるスペースがありません。
なんでこんなことになったかというと、この子のお母さんがおっしゃるには、乳歯をつぎつぎと自分で無理矢理抜いていたそうです。それで、永久歯が萌えて来れなくなったのでは?ということです。そういうこともあるかもしれませんね。。^^;
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2010/07/13
様子を見ていてもしかたがないので、床装置で介入を始めました。2~4間に3番が萌えてくるためのスペース作りです。介入時期としてはちょっと遅いかも。
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2011/08/31
床装置だけでは無理だろうと判断しましたが、
この子の希望で中学受験が終わるまで、矯正は床装置だけで様子見することにしました。
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2012/03/21
で、今年の3月、開窓して、埋伏している左上3番を探してブラケット装着しました。
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2012/04/14
014 Uループで上顎アーチを広げました。スペース確保と上顎の幅が足りずに下顎が右にずれているのを改善するためと言うのもあります。
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2012/05/21
張力に耐えるように016 に換えて、開窓して左右3番に付けたブラケットにパワーチェインを付けて引っ張ります。
今日はここまでです。この子は正面観では分かりませんが、かなりの下顎後退位なのです。こちらも改善していかないといけませんね。

つづきはそのうちやります。お楽しみに!
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 - 削らない・抜かない歯科治療, 今日の歯列矯正シリーズ