歯科医院長mabo400のブログ

豊川工場のHS-10000その2

 
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ラジオ技術1978年10月号にHS-10000が特集されていましたので、ご紹介しておきます。
これは横浜工場のスピーカ設計課(河村課長以下)で作られた試作機で、
発表よりだいぶ前に(1年位?)できていたので、早く発表したいのに、
年末のオーディオフェアで発表するから待てと言われていたそうです。

これはウーファとドロンコーンの金型は他のものの流用ですが、
残りの4つのスピーカのフレームは削り出しの単品製作だそうです。

当時の苦労話をH川さんがされていましたので、一部引用させていただきます。

「ボイスコイルがとても大変です。若い時分は集中力と視力でCCAWφ0.06の絶縁皮膜を剥離剤で剥離し錦糸線にピンセットで巻き付けて一発で半田付けして成功だったと思います。量産時も5セット用のボイスコイルは現場の作業者が音を上げ持ってきたので私がやっと作ったのを覚えています。」

パッシブ素子による順次2分割フィルター5wayですが、
一番小さなφ9mmのスーパーツィータは口径からくる制約で能率が低かった(確か6dB)ので、
専用のブーストアンプを必要としていたようです。

順次2分割フィルターには、フェイズシフターというf特はフラットで位相が反転する回路が多数必要なのですが、
当時パッシブ素子では実現されていなかったものをH川さんが考案してくれた、
それがなかったらHS-10000はできていなかっただろうとK先生がおっしゃっていました。

河村先生の写真が載っています。

河村先生の解説文です。

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