歯科医院長mabo400のブログ

1983年製自作プリメインアンプ0.01

2021/01/18
 
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前回のつづき

http://mabo400dc.com/tsuredure/audio/1983年製自作プリメインアンプ/

過去のメモを見ていたら、そのものの回路図が出てきた。1987年とか書いてあって、この時も修理と改造をしているようだ。

低出力MCカートリッジからスピーカまでの増幅素子が3段だけというのが実用になるのか?

なんだか、保存してみようという気になってきた。

MCカートリッジ用のイコライザーアンプはフラットアンプが必要ないように、この段だけで6dBゲインを高く設定している。パワーアンプは40倍のゲインにしている。

まだどこが壊れているか確認していないが、少なくともパワートランジスタは飛んでいるだろう。

NECの2SD188/2SA627のようだが、コンプリメンタリペアが探せなかった。

その代わりに日立の初期のMOS-FETの2SK134/2SJ49が整理箱の中で目に止まった。

このFETはオーディオ用で温度計数が負なので温度補償が必要がない、安心安全なパワー素子だ。

使ってみようかな。。

 

表題画像の回路の解説をしておきたい。

イコライザー回路は初段は2SK170/2SJ74のダイアモンド差動回路とかいうものだったか、バイアスの設定が簡単かつシンプルでSNも音質も良い。FETならではの回路だ。Idは0.225mAと少なめに設定して、低電流域のGmは低いが直線性の優れた部分を使う。これは電流をギリギリ絞ってRd:27KΩでゲインを稼ごうという寸法だ。漏れ電流も少ない。
高域が伸びている必要はない。RIAAカーブは元々50Hzから6dB/oct.で高域下がりだからだ。

2段目の負荷をRIAA素子としている。2SC1775A/2SA872Aのコレクタフォロアの出力Z(インピーダンス)が50KΩだということを利用して15100pFとで3180μSの時定数を形成している。これもアクロバティックな回路だがRIAA偏差は少ない。

出力は同じTrでエミッタフォロアのPPを形成し低出力Zとしている。

パワーアンプは定電流回路で2SK240/2SJ75(デュアルFETを半分づつ使う)のID:4.9mAを折り返して中点出力にしている。回路名は忘れたが、ラックスアンプで使われていなかったか?詳細は思い出せない。ドレインフォロアのPP回路なのにカップリングコンデンサーも必要ない、音質の劣化もない巧みな回路だと思う。意外にドリフトも少ないと思うが、HS-400程度の定能率スピーカ用だ。

パワー段はTrの3段ダーリントン接続で、3段ないと前段に影響がある。2段だと腰砕けの音になり使えない。

オールオーバーのNFB(ネガティブ・フィードバック)がないので、出力Zは低くはできない。0.5Ω以上
あるので、アンダーダンピングになって、低音が出る。河村先生に言わせるとこれは邪道だw

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