歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

HS-1500続き51(幻のHS-1500その2)

2019/01/03
 
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前回の続きです。サイト内検索が使い物にならないので、貼っておきます。

http://mabo400dc.com/tsuredure/audio/hs-1500続き50/

僕は一介の歯医者で、スピーカ(日立ではスピーカーとは言わないらしいw)の専門家でもないし、メーカーに勤務して上司や先輩に指導していただいたこともないので、理論的な理解に関してはかなり怪しい素人です。
多分K先生は自分の死期が近づいていることが分かっていて、H川さんを後継者に選ばれたのだと思います。

H川さん、ご指導のほど、宜しくお願いいたします。

さて、L-301とMH-35が元々持っているピーク、つまりフラットな電気/音響変換を妨げるスピーカの電気的・機械的なピークをどうコントロールするかということが問題となるわけです。
スピーカには低域foと高域fhの2つの共振ピークがありその間がスピーカとして使える帯域だ。
通常は定電圧駆動するので、foは自動的にピークコントロールされるので問題になることは少ないが、fhは問題になることが多い。

多くのスピーカの自作をしたことのある人はこれらのピークをクロスオーバネットワークの遮断特性で切って、事実上聴こえないようにすることしか頭にないと思うが、昔のHITACHIの考え方はそうではない。

電気的ピークコントロールにより各スピーカの共振毎に6dB/oct.の遮断特性しておき、それを各ユニットの指向特性、耐入力に合わせてクロスオーバネットワークで組み合わせるという使い方をしている。
というより最初から無指向特性領域だけを使うために振動板口径を先に決定し、fo・fhはその帯域に合わせるという絶妙な設計が為されている。同時に各ユニットの能率も同時に合わせる。他のメーカーではここまで考えられた設計は為されていないのが普通だ。

これはHS-400に使われているL-205とMH-35の標準特性に合わせたデジタルPEQ(パラメトリックイコラーザー)の設定値だが、
今回はMH-35のデータだけが必要になる。

MH-35
fo:260Hz、-16.0dB、Q:1.6
P1:4.90KHz、-2.0eB、Q:1.5
P2:14.5KHz、-2.0dB、Q:1.9

標題画像はMH-35用の標準イコライザー特性

http://mabo400dc.com/tsuredure/audio/post-29612/

ここで問題となるのはfoの設定値で、HS-400のクロスオーバ周波数は1.1kHzだったものを「幻のHS-1500」ではL-301の高域限界周波数が下がることにより700Hzに設定する必要がある。

ここで、ちょっと脱線するが、スピーカとはどういうものか?という話をしておきたい。
スピーカ、ここではダイナミックスピーカと呼ばれているもののことだが、
スピーカは電気信号を音響に変換する機械なのだが、動作を解析する時に電気・機械・音響とその間に機械的要素がはさまる。
このことがスピーカの動作を理解する上で難しい事態となっている。

で、結局、MH-35のfoでのゲインを1100/700=4dB上げて、-12dBとする。

もちろんその分MH-35の耐入力は下がるので、ボイスコイルが焼損しやすくなることは覚悟しないといけない。

つづく

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