歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

HS-1500続き53(幻のHS-1500その4)

2019/01/03
 
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前回の続きです。

http://mabo400dc.com/tsuredure/hs-1500続き53(幻のhs-1500その4)/

定電流駆動とか定電圧駆動とか言っても、業務でスピーカやモーター、PVモジュール(太陽電池パネル)などを扱っていてもよく理解していない人が多いようです。もちろん僕もだが。

そこで、スピーカのf特(周波数特性)に関連させて考えてみたい。

スピーカを定電流駆動させると言っても、ほとんどの方は経験したことがないだろうと思う。
スピーカの市販のアンプは100%定電圧駆動アンプと言ってよいからだ。
実はスピーカには定電流駆動アンプを使うことが正しいのだが、誰も経験したことがないにもかかわらず、スピーカの音質を云々している。
かなり滑稽というか、これも不都合な真実なんだろうと思う。
しかし、定電流駆動アンプは自作しないと入手できないので仕方がない。

HS-400とHS-10000の音質差はここにもあるのかもしれない。うちのHS-400は定電流駆動で、HS-10000は定電圧駆動だからだ。
定電圧駆動では、ガツンと大きな電流が入った時にはボイスコイルの抵抗値が上がり、それに伴い電流が制限される。
スピーカの駆動力=音圧は駆動電流に比例する(F=BLI)ので、瞬時に音量が抑制されるということだ。
要するにアタック感が抑制されたまろやかな音質になる。

前回の標題画像のL-301は定電流駆動時のf特だが、

定電圧駆動時のf特と見比べて欲しい。

最低共振周波数fo付近のf特が違っていると思う。
foというのは振動板とボイスコイルの質量とエッジやダンパーといった支持系のバネ定数との共振周波数ということで、
外部から見ると共振している系は動きやすいので、スピーカの場合小さな電流でも動くので抵抗値は高く見えるのか?
このfoで振動板速度は最大になるので、逆起電力現象を介して(その時駆動電流も減るので)電気的抵抗値も最大になるのか?
ちょっとこの辺りは僕もよく理解していませんので、ご教授ください>皆様

#N舞さんからサジェスチョンがありました。
後者を「電磁制動」というのだよ、ということでした。
彼はMFBでfoのコントロールの研究をされてた方で、1980年前後のラジオ技術誌に記事を書かれていました。

とりあえず、この周波数の時に振動板とボイスコイルの速度は最も速くなる。また、逆起電力は速度に比例するのでfoの時に逆起電力は最も大きくなる。

この時の入力電流と逆起電力の差が真の駆動電流となるのだが、
定電圧駆動アンプの出力抵抗は低いので逆起電力による電流はボイスコイルに流れ、差分の駆動電流は減りfoでのf特はフラットになる。これは一種のMFB(モーショナルフィードバック)だ。
一方、定電流駆動アンプの出力抵抗は高いので、逆起電力による電流は発生できずボイスコイルに流れないので、駆動電流は減らずそのまま出力音圧となってf特は盛り上がる。

高域の共振fhは逆起電力の影響を受けにくい領域で、そもそも振動板の機械的なたわみ現象(振動モード)なので、電気的インピーダンス曲線には現れない。あ、デベソみたいなものは見えますね。

元々僕は文系なので、こういう説明は苦手で、間違いがあると思いますので、訂正をお願いします。

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