歯科医院長mabo400のブログ

EPR:Energy Profit Ratio:エネルギー利益比

2021/04/06
 
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石井吉徳先生(故人)のブログからの引用なんだが、

http://localization.web.fc2.com/oil_depletion/netenergy.html

エネルギー資源にとって「質が最も大切」、「量」ではない
つまりグロスでなく、ネットのエネルギーだが、その指標としてエネルギー利益比、つまりEPR:Energy Profit Ratioが先ず上げられる。これはエネルギー生産に必要な入力エネルギーと生産されるネット・エネルギー、つまり出力エネルギーの比

エネルギー利益比:EPR= 出力エネルギー/入力エネルギーである。
これが1.0より大きくないとエネルギー資源、エネルギー技術は意味がないことになる。

つまり原油なりを採掘するのに費やしたエネルギーと得られるエネルギーの比だ。

EPR:得られるエネルギー/費やしたエネルギー

先ず、各種のエネルギー源についてのEPRを次に示す。

文明の維持にはEPR:10以上が望ましいとあるが実際は厳しい。
発見当初は投入エネルギーはほとんど要らない。地面に穴を開けるだけで吹き出る石油のEPRは100以上だったが、今は10を切っている。

期待のオイルシェールはどうか?なんと0.7〜13.3と鉱区によっては赤字だ。

1)石油・ガス 米国
1940年代:発見>100.0
1970年代:生産量23.0、発見量8.0
2)石炭 米国(坑口
1950s: 80.0
1970s: 30.0
3)オイルシェール:0.7~13.3
4)オイルサンド:1.5
5)石炭液化 0.5 ~ 8.2
6)ジオプレッシャーガス:1.0~5.0
7)エタノール(さとうきび):0.8~1.7
トウモロコシ):1.3
(トウモロコシ残渣):0.7~1.8
8)メタノール(木材):2.6
9)原子力 日本:6.7
米国:4.0(Cleveland他
10)地熱:4.0
11)電力 米国石炭平均:9.0
西部地表? スクラバー(排気清浄装置)なし 6.0
スクラバーあり 2.5
12)水力発電 電力:4.0

これはある油田でのEPRの推移だ。EPRの最高値は40だったが、その後はどんどん下がり5以下になりコスト割れして、リグは放棄されてしまう。

表題画像では世界中の油田の総体での話ということになるが、

A:総量:グロスはオイルピークを過ぎてもまだ半分あると思われるが、採掘しやすいところからなくなっていき、採掘しにくいところ、採掘コストのかかるところは後まわしになる。
B:ネット:採掘可能な正味の量はEPRが下がるに伴い急速に減っていき、EPR:1になれば実質枯渇したものと同じことになる。

それが2030年以降ということになる。

こういうことは各種統計資料には一切出て来ない。
採掘可能年は後50年とか書いてはあるが、EPRは加味されていない。
能天気な話だが、考えたくはないのだろう。

価格がべらぼうに高騰してでも欲しいとなれば話は別なのだが、原油が金やダイヤモンドと同じか?と言われるとそれは違うだろう。

石油を使うことのできない個人や国は出てくる。それがどういうことか?前記事にあったと思う。

か〜ばたさんのコメントにあるように原油は100種類以上の有機化合物の混合物で用途ごとに分留して使うわけだが、ガソリンはやめてEVにしようと思っても余ったガソリンはどうするの?という話になる。

そもそもガソリン自動車が発明され普及したのはガソリンが余っていたので、どうやって消費しようか?ということがきっかけになっていた。逆ではないのだ。

では、灯油はどうするの?重油は?その他の化学製品用途の成分はどうするの?どれか1つを止めるということはできない。

無くなるときには一挙に無くなる。

大パニックになるのだが、誰も言い出さない。

これを「正常性バイアス」というらしいのだが、確かに言われてもピンとこない。

このままでは、今世紀中に人口崩壊が起こるのですよ?

飢えと戦争で皆んな死ぬ。僕はその近未来からタイムスリップしてきた歯科医師。 多分、核戦争が起こった。

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Comment

  1. か~ばた より:

    ドイツと言う国はクールを装ってますが、所詮アングロサクソンなのでクズです。

    自動車大国の座を奪われて悔しくて悔しくて仕方なくて、次々とルールを変更しながら日本車の足を引っ張ろうとしながら、実際には自分達の変更したルールで自分達の首が締まってますね。

    ブラック魔王とケンケンに例えた記事が有りますが、まさにこの通りです。アングロサクソンのクズっぷりが良く分る記事です。

    https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00240/032500004/

  2. か~ばた より:

    損得勘定ではまだ厳しいのかも知れませんが、本格的になる前に石油利権に潰されるんでしょうね。

    ミドリムシが原料のバイオ燃料をバイオベンチャーのユーグレナが販売
    https://news.livedoor.com/article/detail/20003030/

    その昔、30年くらい前ですが、アルコール燃料が化学的に合成出来ることで化石燃料に頼らなくてもいいと言う燃料が有りました。復活したR32 GT-Rにこの燃料を入れたらパワーアップしちゃったと言うモノでした。速攻で石油利権に潰されちゃいましたがガイアックスと言うモノでした。

    • mabo400 より:

      バイオエタノールは腐食の問題はどうにかなっているようですが、EPRがどうか?ということになると厳しいかもしれませんね。。
      でもガソリン車の一部パーツ交換で使えるそうですから、本当に石油・天然ガスが枯渇すれば、高くてもEPRが1以下でなければ、需要はあるでしょう。

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