井戸 (6)

      2017/03/24

水も自給してみようと、裏庭(といっても狭いですが)に井戸を掘ってみました。
この辺りに昭和30年代以前からあるお家には、井戸は必ず有りました。(子供の頃はウチにもありました)。
昔は浄水道が普及していなかったのでしょうか。
お隣は最近「ごぼ、、」というだけで(?)水が出なくなっているとかで、
心配しましたが、結果的に水は出ました。
径130mmで15mボーリングして、径100mmの塩ビパイプを埋設。
水面は地上から6m下に出来ているようです。
あまり深く掘ると、海水が混じり始めるとか(海岸からは500mです)。
その中に径30mm、12mののパイプを下ろして汲み上げます。
毎分30L汲み上げると水面はさらに1m下がるようです。

家庭用として使うには十分な水量ではありますが・・・

ポンプ

2~3日取水して、水が澄んだところで、保健所に水質検査に出す予定。
検査にパスすれば、屋内に配管します。
気になる項目はpH、硬度、細菌の有無ですが、
外部からは井戸に雨水が入らない構造なので、細菌に関しては問題なかろうという業者の言。
pHが低いと、また硬度が高いと機械にダメージがあるので診療室には使えません。
どうでしょうか・・
揚水ポンプの電源はもちろん太陽電池の予定です。

水源は標高160m程の裏山ですが、
最近は谷川(今は暗渠になっている)の水量が極端に減っています。
ここは「ヒラクチ(マムシ)谷」という小さな谷なので、
私が子供の頃は家の前に小川があって、めだかやどじょうがいました。
水量が減っている原因は、山が定期的に伐採されなくなって、
木が伸びすぎて、日が当たらなくなって、下草が育たず、
結果的に山に保水力が無くなってきているからだと思います。
(2枚の写真参照)

山に保水力が無くなると、いざ農業を始めないといけなくなった時に、
いきなり農業用水に事欠き、どうにもなりません。
現在の日本が食料を大量に輸入しているということは、
さらに大量の水を輸入していることと同じなのです。
(オーストラリアの大渇水参照)

水・食料危機に備えて、
早急に対策を採り始めないと、間に合わないのではないでしょうか。
短時間では山の保水力は回復しません。

「日本には豊かな雨量と緑がある・・」
というのは過去の幻影に過ぎなくなりつつあるのです。

この対策には様々な利害関係の調整が必要ですので、
政治の仕事なのですが、プレッシャーを感じている政治家はいるのでしょうか?

地下水系に地表水の影響が出るのは数十年後とかだそうですが、
以前からある井戸の状況から見て、そろそろ地下水系に影響が出始めているように思います。
定期的(1年毎)に水面までの深さ、汲み上げ時の水面の深さをモニターリングしていくつもりです。

次回はキューバのお話、都市でも窓際菜園で野菜の完全自給に成功している国です。
藤村セミナーの報告もですね。

 - ドクターのつれづれ。