中国製オーディオ (21)

ふと思い立って、中国製の安いDACとデジタル・パワーアンプを買ってみた。
どちらも数千円で買える。
YAMAHA B-Iと比べて見ると、ものすごく小さいのが分かると思う。
パワーアンプはTOPPING社の TP30と言って中国製だ。
パワーは15W×2@4Ω(10W×2@8Ω)しかないので、
それ以上必要な人には用は無いと思うが、
ふつうの人には十分だと思う。
消費電力も無信号時3W(5VA)、最大出力時6W(10VA)と少ない。
対するYAMAHA B-Iは400Wだ。。^^;
で、音は?
ぜんぜん問題なし、数十万円するアンプなど何なのだろう。。と思う。
メーカーサイトで基板の画像を見ると、
世界の一流メーカーの部品ばかりだ、
http://www.tpdz.net/produce.asp?id=17
これで音が悪いわけがない。。
世界中が人民元切り上げを迫るのは良く分かるし、
お金の価値とは一体何なのだろう、、と考えさせられる。
「お金は人類史上最大のカルトだ」と、どこかで聞いた覚えがあるが、
そう考えないと、この理不尽さを説明することは困難だろう。
まぁ、元が上がる前に買っておいた方がよかろうという結論^^;
DACの方はMUSEという会社製なのだが、パチモンらしくてメーカーサイトは探せない。
中国から送られてきたので、中国製だろう。
で、中身は、
デジタル信号のインターフェースにDIR9001、DACにPCM1793、オペアンプにOPA2134
というそれなりに定評のある部品ばかりで、
これも音が悪いはずがない。
定価50万のCDP内蔵DACと瞬時切り替え比較しても判らない人もいるかもしれない、
世の中はいつのまにか、そんなことになっている。
これではオーディオという業界は成り立たない。
・・というか、とっくに成り立っていないので、
いまさら。。ということだろうか。
探せばもっと安いところやアフターケアをしている業者もあるが、
参考までにヤフオクの取り扱い業者を貼っておきます。
Comment
同じような事を言ってる人は凄く沢山居ます。
で、最強なのはTDA9874E使ったアンプですね。滅茶苦茶駆動力あります。
FX-AUDIO- FX-98E 『ブラック』 TDA7498EデジタルアンプIC搭載 160Wハイパワーデジタルアンプ
https://store.shopping.yahoo.co.jp/nfj/h111.html
このアンプを±電源で作ったらもっと良さそうですが、単電源でも十分凄いです。
因みにTDA9874とTDA9874Eは結構違ってて、Eの方は出力段の内部抵抗が半分だそうで160W出ます。笑っちゃいますね。真空管アンプの駆動力を軽く凌駕してます。
スイッチングアンプはSONYの1977年発売のTA-N88ES(?)が最初でしたね?
出た時にはさすがにSONY!と思いました。回路図も取り寄せて眺めていた記憶があります。
https://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/amp/ta-n88.html
あれから40年やっとデジタルアンプの時代になったようですが、K先生の遺品にも600Wのものがあります。
HS-400の低域補正のためのアンプだったようですが、出力に自作のでかいフィルターが付けてありました。
先生らしいな。。と思いました。搬送波というのか、その漏れというのはどうなのでしょうか?