JIN-仁- (5)

      2017/02/26


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石油減耗時代が始まり、
欧州だけではなく、日本でも財政破綻がささやかれ始めました。
アジアの新興国も今でこそ破竹の勢いですが、残念ながら石油減耗には勝てません。
10年もたないでしょう。

それは「石油ピークは文明ピーク」だからです。

今日の話題は表題の「JIN-仁-」。
現代の外科医が幕末の江戸にタイムスリップするというどこかで見た設定のコミックスです。
連続ドラマ(日曜劇場)でも取り上げられているようですので、ご存知の方も多いと思います。

うちの子が2巻と3巻の中古本を買ってきたので、
それを読んだだけですが、
歴史学的にも医学的にもちゃんと考証されているようで、勉強になります。

これから石油が減耗し、代替新エネルギーの開発も非常に困難で、
現在、大量消費しているエネルギーを代替することは不可能ということが判明した時点で、
人類にできることは、石油のおかげで発達した現代文明を
どのような形で次世代に引き継ぐことができるかを考え、実践することです。

劇中では、
CTもMRIもないので、腫瘍と硬膜下血腫の診断も付かない、
患部が右か左か位は判るので、山勘で開頭してみるしかない。

そこまでいかなくても、石油がなくなればCTもMRIも十分な数を維持することはできなくなるので、
一般には通常のレントゲン+造影剤を使った診断に頼らざるを得ないということになり、
実質的に医療技術は数十年後退することもあり得ます。

また劇中では、
江戸時代(戦後間もない頃まで)では死因のトップを占めた梅毒の治療の為に
ペニシリンを開発するが、
実験室レベルの生産量なので、たいへんな労力が必要な割には全く量が足りない。
石油が減耗した時代ではそういう事態になる可能性も否定できません。

ま、「JIN-仁-」を読めば現代文明から見れば最悪?の事態を想像することができますが、
それが日本人(人類)にとっては本来の姿なのかもしれませんね。

 - ドクターのつれづれ。, 江戸時代