虫歯治療が1回のみ! (4)

      2017/02/26

社会保険通達によると、今月より「虫歯治療は1初診につき1回のみ」になりました。

虫歯治療とはうちでは主に「CR充填処置(プラスティックで埋める)」です。

今までは、前回の虫歯治療から3か月空けば、同じ部位の虫歯治療も再度保険請求ができたのですが、
これができなくなりました。

具体的には、長期にわたって再診をつづけることで
歯周病の予防管理(クリーニング)を受けていらっしゃる方では、
2回目の虫歯治療は保険請求ができないということです。

新たに初診を起こすには6か月待たないといけませんし、
もちろん初診料が新たにかかりますので、
事実上、2回目以降の虫歯治療は保険でできなくなります。

2年、3年とクリーニングをするうちには
硬いものを噛んで歯や充填物が欠けることもあれば
材料の劣化で剥がれてくることもあります。
そんなこんなのやり直しの治療に保険給付が無くなります。

10割負担でお願いするしかないのです。

10割負担でも、驚かないでください!
10割負担でも、悲しまないでください。
10割負担でも、国際的にはめちゃめちゃ安いのです。
10割負担でも日本では2000~3000円ですが、
米国では10倍!
韓国でも5倍!です。

年金不正処理問題に隠れていますが
・・・今、10月の社会保険庁の解体をまじかに控えて、
医療保険の空中分解がどんどん進んでいます。

建前として虫歯治療は1初診に1回のみという制限は以前からあったのですが、
県によっては地方の社会保険事務所が独自に制限を緩めていたのです。
社会保険庁が解体されることで医療保険は厚生労働省の直轄となり全国一律、
さらには民間への委託によって保険者(大企業)にとって甘く、国民にとって厳しい方に法令が解釈・運用されるようになります。

これが「骨太の改革」の実態です。

外圧によって「構造改革は進む」と言って喜んでばかりはいられないのです。
最終的に庶民にとっては負担が増えるだけということです。

外圧(某国の業者の参入を容易にせよ!という圧力)によって
日本独自の安くて優良な医療保険制度が崩壊させられようとしているのです。
しかも日本人自らの手によって!

確かに一部には不正を働く医療機関もあるのかもしれませんが、
大多数は違います。
マスコミは不正の事実だけを報道する傾向がありますが、
本当に大事なことはそんなことではない。

大事なことは確実に某国のような1桁違う超高負担医療システムになるということです。
しかも40%は医療保険会社の儲けです。

次は歯周病の慢性疾患扱いが来ます。
たぶん社会保険庁の解体と同時に、今年10月。
歯周病は治らないので、
『そんなことはない!』ということはうちに来られている方はよくお解りですよね!)
事実上、歯周病の治療も一生涯に1回のみ!
予防管理(クリーニング)も1/3以下に制限されます。

前回、このブログで、一部の方に2000円のマイナス査定がされているという話をしました。

今日のニュース」参照

約半分の費用で予防管理をしろ!ということです。

今年の10月にはこのマイナス査定が
予防管理を受けているすべての方に及ぶと考えられます。
来年4月にはさらに1か月当たり1000円、すべての患者さんから一律にカットされるという噂も漏れ伝わってきていますので、

具体的には300万円の保険収入が210万円と30%のカットになります。
これでは職員の給与が出ませんので、
うちの予防管理システムは崩壊します。
歯科衛生士の仕事はなくなり、彼女たちは路頭に迷います。
もちろん、クリーニング無しでは即入れ歯になる患者さんも多数いらっしゃいます。

農水大臣が不正を働いたとか、談合、闇献金に関与したとかで死を選びましたが、
これも同じ流れです。

談合ができなくなって一番喜ぶのは某国の業者です。
今までは日本の業界に参入できなかったのですから。

とりあえず今回の参院選は正念場(のはず)です。

 - お知らせ, ドクターのつれづれ。