歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

歯科医療の今後 (2)

2017/03/24
 
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虫歯は完全に予防可能な病気です。
小学校検診事業」参照

でも今までのような野放図な食生活ではだめです。
これから予想される食糧事情の悪化は虫歯予防にとってはよいことかもしれません。

予防ができないのは正確な情報が伝わっていないからです。

歯医者は学校や行政と連携して啓蒙活動をすべきです。
そして自院に来た若い虫歯の患者をなるべく(いや全く)削らないで、
20歳過ぎるまで暖かく見守る、

歯医者の仕事は一所懸命歯を削るのを我慢することです。
重層洗口」を使えば、
今までの常識(象牙質に達した虫歯の進行は止まらない)を捨てることができます。

20歳過ぎれば虫歯にならないのですから、
後は歯周病になって歯根が露出しない限り虫歯にはなりません。

20歳までに削る歯科治療をしてしまうと、
特にカリエス・リスクの高い方は、
治療を繰り返して、その挙句、歯がなくなるのです。

虫歯はなんとかなるとして、

歯周病は

歯周病の潜在的な患者は非常に多く、
自覚症状がなくても30才以上の80%は歯周病にかかっています。

歯周病は治療可能ですが、症状が安定した後は、
歯磨きと、歯科医院での定期的なクリーニングが欠かせません。

20歳過ぎればだれでも歯周病は進行し始めます

誰でも歯が萌え(はえ)はじめたら、
死ぬまで、適切な歯磨きと、
歯医者での定期的なクリーニング適切な指導を受けるべきです。

こうすれば死ぬまで自分の歯で食べられます。
不幸にして寝たきりになっても、
お迎えがくるまでなんとか自分の歯で過ごせるでしょう。

さて当地区の人口の内、歯がある人は約12万人、
3か月に1回、歯医者を訪れ、クリーニングや保健指導を受けるとすると、
12万/4=30000人、

30000人の人が毎月どこかの歯科医院に行くわけですから、
どの位の歯科医院が必要かというと、

歯科衛生士1人が診療台1台に付き1日8人(1時間で1人)のクリーニングをするとして、
うちの場合、歯科衛生士用の診療台は4台ですので、
8人×4台=32人のクリーニングができるわけです。
月に20日働くとして、
32人×20日=660人です。
一人当たり平均3000円(残存歯の数で違う)として、
約200万円/月の収入、
人件費、その他経費を払うと、
ほとんど残りませんが、なんとかやっていけます。

で、予防で何軒の歯医者が成り立つかと言えば、
30000人/660人=45軒です。

現在52軒です。
だめか・・・?

一人当たり管理料を4000円いただけるとすれば、
200万円/4000円=500人
30000人/500人=60軒、

全ての歯科医院が予防だけでやっていけるには、
1人1回当たり4000円の費用がかかるわけです。

で、一人当たり1回4000円が高いか安いか、
受け取り方は人それぞれでしょうが、
3か月に1回として、
4000円×4=16000円/年

年間16000円で歯周病にならずに一生自分の歯で過ごせるとしたら、、、

安いかもしれない!

いや安い

今現在の歯科医院1軒当たりの保険収入は約300万円ですので、

予防をすれば歯科医療費も2/3で済む!

しかも、丈夫な歯があれば、他の病気にもかかりにくいと言われています。

トータルで考えれば、
歯科の予防管理というのはものすごい医療費の節約になるはずなのだが、
なぜか、厚生労働省の役人は国会で、

歯周病は治らない、
だらだらクリーニングなどしても無駄、
予防は疾病ではないのでそもそも保険給付に適さない、
予防は自己責任でやれ、

などとほざいています。

来年から保険でのクリーニングや保健指導はできないということですが、

自分も自覚症状なしに歯周病になっているかもよ・・・

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