歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

歯周病治療は一生涯一回のみ! (7)

2017/02/26
 
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来年4月の点数改正で「歯周病の治療が一生涯に一回のみ
ということになりそうです。

歯周病は慢性疾患あつかい、
治療・管理しても無駄!という厚生労働省の評価です。
急性期の治療だけは一生涯に1回だけはしましょう、
慢性期は知らない(医療保険の対象外)、だというのです。

これは具体的にどういうことかというと、
歯周病治療はクリーニングによる維持管理を含めて、
2年間だけ」で終わりということです。

要するに来年4月より保険診療によるクリーニング
打ち切り」になります。

以後は10割負担になるということです。

当院の考えでは
歯周病の治療や、治療後のクリーニングによる再発予防、
維持、管理は決して無駄ではありません。

御来院中の皆様も、特に、ある程度歯周病が進行している方ほど
歯周病のメンテナンスの重要性を
身をもって感じておられるのではないでしょうか?

歯周病は定期的なクリーニングによる維持管理をしないと、
必ず悪くなります。
そして最悪の入れ歯が待っています。

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お役所の決めることですので私たち下々の歯科医師には
いかんともし難いわけですが、

この流れは小泉前首相のもとで決まった「骨太の改革」に沿ったものです。

今、年金問題で社会保険庁は解体されつつあります。

一般には知らされていませんが、
医療保険制度も解体されつつあります。

来年の歯周病のクリーニング打ち切りの影響を受けるのは
歯科の患者の5%程度なので、
すぐには社会問題にならないだろうというお役所の読みです。

最終的には「メタボリック・シンドローム」と関連する慢性疾患、
がん、高血圧、心臓・脳血管障害、糖尿病なども
保険給付から外される(もしくは保険給付が制限される)運命にあります。

歯科の歯周病の慢性疾患扱いは、
ほんの手始めということです。

すでに眼科の近視の治療は一生涯1回のみ、
(このときコンタクト眼科は不正請求しているとの世論誘導がなされました、
よ~く思い出してください)
整形外科のリハビリは180日で打ち切りはすでに実現していますよね。

慢性疾患が健康保険から外されると、どうなるかというと、
国は介護保険で面倒をみることを想定しています。
国は知らない、自治体が面倒みなさい、
しかも介護保険を使えるのは、
『要介護状態』
つまり寝たきりになってから、ということです。

実に冷たい、「小泉は冷たい性格」と無関係ではないでしょう。

このままいけば某国の思惑どおり、
日本の医療保険制度は崩壊します。
もし崩壊したら、某国の保険業界が乗り込んできますので、
10倍の負担になります。
(あっ、10割負担の10倍です)
年金問題どころではない話です。

このたびの参議院選挙は流れを変えるひとつの山になるでしょう。

よ~くお考え下さい。

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