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I歯科医院の高楊枝通信。

福島第一原子力発電所 セシウム137はチェルノブイリ事故の85倍 2012年4月3日

2017/03/20
 
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元とはいえ、政府要職にあった人物が世界に向けて、現在進行中のフクシマの危機を世界に発信するということは、
大変勇気がいることだろうと思います。

首の皮一枚でつながっている福島第一原発4号機の使用済燃料プールが倒壊すると(水が抜けるだけで)、
日本だけではない、世界が破滅します。

石油減耗時代に突入した今、原子力の後処理は不可能になるだろうということが視野に入ってきました。
再稼働どころではない。

今すぐ、全力で全原発を廃炉に向けて動き出さないと人類に未来はないでしょう。

ーーーー全文引用ーーーー

http://akiomatsumura.com/wp-content/uploads/2012/04/corrected-Mitsuhei-Murata-Fukushima-Dai-Ichi-Cesium-137-04-03-2012.pdf

福島第一原子力発電所 セシウム137はチェルノブイリ事故の85倍
2012年4月3日
Fukushima Daiichi Site: Cesium-137 is 85 times greater than at Chernobyl Accident

村田光平元スイス大使
このことが、私達がかつて経験したことのない世界的な大惨事を引き起こす原因となりうることは 確かです。村田氏は、世界に対する日本の責任は計り知れないほど重大であると強調しています。 そのような大惨事は、我々全てに今後何世紀にも亘り影響するのです。村田氏は、福島第一原発に ある使用済燃料集合体の総数が、11,421本(396+615+566+1,535+994+940+6375)である ことを知らせてくれました。
使用済燃料に関する第一人者であるロバート・アルバレス氏(元米国エネルギー省長官及び次官の 国家安全保障と環境の上級政策アドバイザー)に、この11,421本の燃料集合体による潜在する インパクトについて説明を求めました。
受け取ったアルバレス氏からの返事は驚くべきものでした。
元スイス大使の村田光平氏は、2012年3月22日の参議院予算委員 会の公聴会に招聘され福島原発事故について公述されました。委員会で 村田元大使は、地上30メートルにあって1,535本の燃料棒(訳注:燃 料集合体)が冷却されている使用済燃料プールのある4号機建屋が崩壊 した場合には、敷地内にある6基の原子炉すべてがシャットダウンする だけでなく、4号機から50メートルほど離れた場所にある6,375本 の燃料集合体が収納されている共有使用済燃料プールにも影響を与える ことになると強く訴えました。4号機の使用済燃料プールの燃料集合体 も共用プールに収められている燃料集合体も、格納容器によって保護さ れてはおりません。危険な事に(訳注:プールは)大気に晒されているの です。
最近になって、福島第一原発の使用済燃料の状況に関しより多くの情報が知られるように なりました。私の理解するところでは、使用済燃料プールにある1,535本の核燃料集合 体の内304本の燃料集合体は未照射の新しいものということ。従って4号機プールには 1,231本の照射された燃料集合体があり、それはおよそ3,700万キュリー(~1.4E+18 ベクレル)の長命の放射能を含んでいるということになります。4号機のプールは地上約 30メートルの高さに設置され、構造上のダメージを受けており、生息環境に露出されて います。もし、地震、その他の出来事によってプールの水が排出された場合には、チェル ノブイリ事故の時に放出されたセシウム137の総量のおよそ10倍の量の放出を伴う、 破滅的な放射能火災が起きる可能性があります。
他の3基の原子炉と同様に、これを安全に取り出すことのできる基盤施設は破壊されて しまいました。使用済原子炉燃料というのは、通常の積荷のように単純にクレーンで外 に吊り上げることはできません。酷烈な放射能流出、火災、起こりうる爆発を防ぐ為に は、燃料は厳重にシールドされた構造物の中において常に水中においたままドライキャ スクの中へと移し変えなければなりません。このように損傷を受けている福島第一原発 のプールから使用済燃料を取り出すというような作業は、いまだかつて行われたことは なく、時間のかかる大改築の試みが必要となりますが、それは未知の水域で海図を作成 するようなものとなるでしょう。福島第一原発の現場では極めて大きな被害があったに も拘らず、少量の使用済燃料を収容しているドライキャスクは無傷だったようです。
米国エネルギー省のデータによると、合計11,138本の使用済燃料集合体は、ほぼす べてが福島第一原発敷地内のプールの中に格納されていると見られています。それらは およそ3億3600万キュリー(~1.2 E+19Bq)の長命の放射能を含んでいます。そのうち約 1億3400万キュリーはセシウム137で、それは、米国放射線防護審議会(NCRP) が見積もったチェルノブイリ事故で放出されたセシウム137の総量の約85倍に相当 します。福島第一原発にある使用済燃料全体には、大気中核実験、チェルノブイリ、世 界中の再処理工場(~2億7千万キュリーあるいは~9.9E+18 ベクレル)、によって放出さ れたセシウム137の、全総量の半分近くが含まれているのです。
一般の人々が、福島第一原発のような何十年間も運転し続けている原子炉は、地球上に おける最大濃度の放射能を生成しているのだということを、理解することは重要なこと です。
多くの読者が、この計数の意味を認識することは難しいと感じるかもしれません、しかしチェルノ ブイリ事故で放出されたセシウム137の総量の約85倍ということが何を意味するのかは理解で きると思います。それは世界の環境と私たちの文明を破壊するものです。これはロケットサイエン スでもなく原子力発電所に関する応酬討論とも関係はありません。これは人類の生存に拘る問題な のです。
3月26、27日の両日にわたり、ソウルで核セキュリティサミットが開催されました。村田光平 元スイス大使と私は、4号機原子炉の潜在する世界的大惨事について54ヵ国の参加者たちに知ら せてくれる人を見つけようと全力で努力しました。私達は、何人かの参加者にこの緊急の問題に対 処する為に、広く国際的な専門家のグループで構成される独立評価チームを編成するという考えを 共有してくれるようお願いをしました。
村田元スイス大使が、この緊急メッセージを伝えるために国連事務総長バン・キムン(潘基文)氏 に宛てた書状と、日本のリーダーである野田総理にも送られた書状をご紹介したいと思います。
村田氏は、この先例のない挑戦に取り組む為には人類の英知を集めるべきである、ということを書 状の中で強調しております。
核セキュリティサミットは、北朝鮮の核の問題やテロ攻撃に対する共通の防衛手段の問題に焦点が 当てられていたように思えます。私達の4号機の独立評価の必要性についての訴えは、緊急課題と は見なされなかったようです。私達は、このサミットの性質に照らしておそらくこうなるであろう とは予測していました。ほとんどの参加者は、自分たちの国に影響を与えるこの潜在的な災害につ いて十分に理解してくれたに違いないと考えています。とはいえ、おそらく日本との外交関係に荒 波を立てぬようにと、このデリケートな問題を持ち出さないという決定をしたのでしょう。
私は、日本においてこの問題について行動を進める村田元大使の勇気に心を動かされました。私の 母国において、元キャリア官僚がこうした行動を進める事がいかに難しいことであるか、私は理解 しています。村田元大使の場合もそうであるように、現政府官僚であろうと元政府官僚であろうと 同様に彼らの行動は制限されていると思います。しかし、我々の将来の子孫の利益の為、先世代か ら我々に引き継がれた以上に安全な世界を次世代へと引き継ぐ事の為に、しっかりした立場を取る 事は彼らの責任です。
もし自国の直面するこのリスクを日本政府のリーダー達が認識しないなら、他の人々はどのように してこの迫り来る災害を確信することができるのでしょうか?そしてもし残る我々が共に直面する この大惨事を認識しないのなら、いったい誰が行動を起こすのでしょうか?
2012年3月25日、東京
拝啓、潘基文事務総長閣下
2012年3月2日付の貴殿よりの思慮深いお手紙に心から感謝申し上げます。国連倫理 サミットに対する貴殿の精神的な支持は、私がこの活動を続けていく大きな励みとなって おります。
原子力の安全性と安全保障をより強固なものにする為の貴殿の多大なる貢献に敬意を表し ます。現在のソウルでの核セキュリティサミットが、昨年9月に貴殿が召集したハイレベ ル会議からの大きな効果であることは疑う余地もありません。
私は、3月22日の参議院予算委員会の公聴会で公述をするよう依頼され、私はそこで1 535本の燃料集合体を抱える福島原発4号機についての重大な問題を提起しました。続 く余震により致命的なダメージを受ける可能性があるものです。更に、そこから50メー トル離れた場所には6基の原子炉共有の6375本もの燃料集合体が収納されているプー ルがあります。
日本の運命、また全世界の運命がこの4号機原子炉に左右されると言っても過言ではあり ません。このことは、最も信頼できる専門家、アーニー・ガンダーセン博士あるいは小出 裕章博士によっても確認されています。
核セキュリティサミットで、この福島第一原発4号機の重大な問題を取り上げてくれるよ う尽力されている元国連職員による発案について、貴殿にお伝えさせて頂きたく存じま す。彼は、独立した評価チームの設立を求めています。この重大な問題には世界の指導者 達の留意を喚起することが必要不可欠な事であり、私は彼の努力は大へん意義深いもので あると思います。
私は彼と協力して、この問題が李明博大統領の個人的留意に値するものであるということ につき、私の韓国の知人数人宛に書状を書いております。本日私は野田佳彦首相に宛て書 状を書きました。
野田総理には、福島原発4号機問題に対処する為、前述した「独立評価チーム」の設置を 十分考慮した上で、最も広い範囲からの英知を動員してイニシアティブを取る、というこ とを考慮して頂きたいとお願いしました。
世界は脆く無防備なものとなっています。国連の役割は益々重大なものとなっておりま す。貴殿の高貴なる使命においての成功を祈念致しております。バン・キムン事務総長、 私の深厚なる敬意を表します。
村田光平 元スイス、セネガル大使 地球システム・倫理学会常任理事

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