外傷性咬合1.07

   

当時30代男性、左上7、咬合痛、温冷痛、自発痛+、歯冠破折

前回のつづきです。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-20932/

前回の歯冠破折から1年半経過。最初の痛みの出現から足掛け7年経過している。

2017/03/14

また痛くなったということで、CRを除去してみた。
α-TCPセメントは多少汚れているが、
前回破折したときのものか、それ以後のものかは判らない。

α-TCPセメントを除去しても露髄はせず、2次象牙質に覆われている。
これ以上追求すると、髄床底に穿孔するので、ここで止めた。
処置中の傷みはない。

よく見ると薄っすらとクラックらしきものが見える。
クラックの隙間は最低でも1ミクロン(1/1000mm)以上ないと細菌は侵入できない。
歯髄内圧が低下すれば(通常は外界より高めに設定されている)電解質(イオン)は外部から侵入できると思う。

クラックは縦方向なので、次回は縦に真っ二つになって抜歯になるのかもしれない。

α-TCPセメントを入れて

CR充填した。

今だにこの方は自分の歯に何が起こっているのかは解っていません。
痛い時に来院して、その時だけは痛みが取れるがしばらくすると痛くなるというのを繰り返している。
神経が根部歯髄だけになると、もしかするとそれさえも2次象牙質でくびれ死んでいるかもしれないが、痛みが出る間隔は遠のく。
しかし、外傷性咬合によって歯牙破折>抜歯に至るのは容易に予想できる。

この1ヶ月後に部分的にCRが破折して修理しましたが、
この方は、「1ヶ月しかもたないなんて、お前がへたくそなんだろう!」と怒り出しました。

そんなことは普通はないのだということは絶対に分からないのです。

つづくかもw

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