70年代シリーズ52

      2017/02/26

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SONY ASS-300

昔はテープレコーダーというものが一般的だった理由を考えてみると、
ソースが限られていて、それなりの値段だったからです。
アナログのLPレコードは一枚3000円前後だったのですが、
それは1960年前後に発売になった当初からその値段で、80年代になりCDと交代するまでそのくらいの値段でした、というよりむしろ値下がり続けていたように思います。

LPレコードが出た当初は初任給が1万円いかない時代だったようで、LPレコードを2~3枚買ったら、後は水だけ飲んで1ヶ月過ごさなければならないということだったようです。
それが初任給5万円になり10万円になっても同じ値段だった、そういう時代背景が長く続いたのです。

高価なレコードをそう簡単には買えないとなると、持っている人から借りてダビングするとか、FMステレオ放送が始まるとエアーチェックするとか、そういうテープレコーダーの需要は必然的にあったわけです。

で、ついついテープレコーダーの手持ちの数が増えていくと、相互切り替え試聴、相互ダビングの機能の拡充が求められるわけです。当時のステレオアンプに接続可能なステレオテープデッキの台数は2台までというのが一般的で、3台持つ人には表題の3台切り替え機能、相互ダビング機能付きのテープデッキ・セレクターが必要になるのです。それ以上持っている人にはコンポサイズ(幅45cm)のでかいものもありました。

 - オーディオ, ドクターのつれづれ。