水道管3割が寿命…事故の危険高いが、更新阻む“財政難”

      2017/02/26

首都高の老朽化や
重大事故につながり兼ねない新幹線のトンネル壁剥離事故のニュースだけでなく、
水道管の老朽化の問題もニュースになり始めました。
どこの自治体もこの問題には頭を悩ませているようで、
当市の水道課も少しでも水道管の寿命を延ばそうと、次亜塩素酸を入れないわけにはいかなので、
水酸化ナトリウムでアルカリ性にしているようです。
財政の問題は人口減少、資源エネルギーの減耗にリンクして増々悪くなりますので、
最終的には全てのインフラは使えなくなってしまうでしょう。
インフラの規模を最小限にするために、郊外に拡散した町はまた元の大きさに戻って行くと思われます。

ーー引用開始ーー

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130203-00000515-san-soci

産経新聞 2月3日(日)14時30分配信

大量の水が漏れ出した水道管=平成24年7月23日、堺市南区(大塚聡彦撮影)(写真:産経新聞)
全国で進む水道管の老朽化に対し、自治体の補修や更新の遅れが課題になっている。水道管の破損事故の多くは老朽化が原因とみられ、更新が間に合わず事後的対応を取っているのが実情だ。背景にあるのは水道事業を運営する自治体の財政難。高度経済成長期に整備が進んだ全国の水道管は、間もなく更新期の山場を迎え、“寿命”の目安である耐用年数を超える水道管が一気に急増する見通しで、暮らしにかかわる水というインフラの維持は重い課題となっている。 〔グラフで見る〕人間だけでない、インフラも老朽化…統廃合がカギ ■増える老朽水道管、陥没事故も 昨年7月下旬に堺市南区の道路下に埋設されている水道管が破損し、付近の計約3万3千世帯で断水や濁り水が発生。現場周辺では道路が一時冠水するという事態になった。 「老朽化が進んでいたのに加え、かつて海だった大阪平野に由来するといわれる酸性の土壌が管を腐食させていた」 堺市上下水道局担当者は破損の理由を説明。「破損の原因のほとんどが経年によるもの」(同担当者)としている。未明に大量の漏水があってから完全復旧までの約22時間、市民は不自由を迫られた。 国土交通省によると、全国にある下水道管の総距離は44万キロ。そのうち標準的な耐用年数とされる50年を超えているのは1万キロに及ぶ。10年後には3万キロ、20年後には10万キロの下水道管が耐用年数を迎える見通しだ。下水道管の老朽化に伴う道路陥没事故は毎年4千件にのぼる。 厚生労働省が管轄する上水道管でも法定耐用年数の40年を超えているものは4・9万キロにのぼる。20~40年は24万キロ、20年未満は35万キロだ。同省水道課は早期の更新の必要性を指摘。国交省も「問題のある水道管については早く直していきたい」という認識だ。 ■収入減で工事費負担増大 国内の水道管は高度経済成長期の昭和40年ごろに一気に普及した歴史がある。このため、今後多くの水道管が40~50年の耐用年数を迎え、更新期に入る。堺市の場合、「平成34年に更新需要のピークが来る」(同市担当者)といい、工事を短期間に集中させないように更新ペースを平準化し、平成17年から大規模更新に対応している。 更新の遅れの背景は自治体の財政難だ。水道事業は市町村などの事業者が住民から徴収する利用料金で運営している。しかし、人口が減少する自治体などでは年々水道料金収入は低下し、経営環境は厳しい。 総務省によると、22年度時点で全国に水道事業を営む自治体の数は2145。このうち8・5%の686自治体が赤字に陥り、水道管の更新は全国的な問題になる気配だ。 大阪市を例にみると、平成14年度に743億円あった収入が、23年度には約15%減の626億円まで下がり、毎年の減少傾向は止まらない。 ■近畿圏は特に老朽化 また、近畿の自治体は特に更新遅れが目立っている。公益財団法人水道技術研究センターのデータ(22年度)によると、上水道を営む人口20万人以上の自治体のうち、40年を経過する管を持つ割合が高い上位10自治体のうち6が近畿圏。 2位の大阪市は32・8%が40年超の水道管だ。4位の吹田市が30・84%、6位の京都市が27・59%と続く。東京都が5・46%、神奈川県が0・74%、千葉県が0・58%など、関東の人口集積地と比べると、古い水道管が目立つ結果となっている。 水道管メーカーでは耐用年数が高い製品の開発が進む。ある大手は管の表面を合金でコーティングし、寿命100年の上水道管を開発。安定、安全なインフラへの改善に期待が集まっている。 だが、ある自治体の水道局担当者は「耐用年数に達したものをすべて更新すると水道料金に跳ね返ってくる」と苦しい本音を吐露。高度経済成長期以来の更新の山場を控えて、水道事業への投資額が自治体にさらに重くのしかかりそうだ。(中山玲子)

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