虫歯の成因メカニズム

   

以前にも、何度も書いているのですが、
うちのDHも解っていないらしいのです。
唾液検査の意味すら判っていないらしいのです。
かなり愕然としています。
患者さんはもっと解っていないかもしれません。
もう一度書きますので、自分の頭で考えて欲しいのです。

例えば、最近もここに書いています。

http://mabo400dc.com/orthodontics/post-25476/

ちょっと前の記事もあります。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-4731/

記事中のリンク先も、さらにそのリンク先も見て欲しいのです(リンクが切れているのもありますが)。

最初の記事では、痛みの話の中で、こんな感じで書いています。

———引用開始———————–

・・虫歯の成因は実はよく解っていないのです。
ただ幾つかの仮説があるのみですが、虫歯を再現して見せた人はいません。
僕は「虫歯の電気化学説」というのを提唱していますが、
詳細は「虫歯の電気化学説」というサイト内のカテゴリーを読んでいただければ良いので簡単に記してみます。

歯牙はプロトン(水素イオン、H+、酸)を伝導する「イオン電導性セラミックス」の一種で、歯牙の一部に電位差が生じればそのー極に向かってプロトンは歯牙内部を移動し、歯牙外部に出て行く時に歯牙の構成要素のCaから電子を奪ってH2↑になり、CaはCa2-となって溶け出す、つまり虫歯になるのです。

(表題画像参照)

歯牙が虫歯になる条件は
1、プロトンの存在(歯牙が酸性溶液中に存在すること)
2、歯牙の内部ないし外部に何らかの起電力が存在すること
の2点です。   

次に、「虫歯の痛みとは」どういうことなのか?なのですが。電気が目に見える人でないと理解は難しいかもしれません。

簡単に言うと、プロトンが歯髄内に流れ込んで、それを歯髄内の感覚神経を刺激するからです。
通常は歯髄内に細菌が侵入して暴れまわっているので、痛いのだ。
という解釈をしているようですが、それは検証できているわけではありません。

虫歯が痛くなる前の段階で、虫歯が進行している時にはプロトンは虫歯の穴の外部に出て行く時に歯牙を溶かすのですが、
痛くなった場合には象牙細管を通して歯牙の内部(歯髄)にプロトンが流れ出しているのです。
電気的には虫歯の最表層よりも歯髄方向へのインピーダンス(電気的抵抗)がより低くなるほど虫歯が進行している(虫歯が神経に近づいている)ということです。
イオンや電子の挙動に慣れ親しんでいないと意味が分からないと思いますが、僕はそこまでは関知しません。

ここまで言うと虫歯の痛みや進行を止めるにはどうすれば良いのか?
別に電気が見えなくても分かると思います。

簡単ですね。

プロトンがなければ良いのです。
要するに、
1、アルカリ性にすれば良い。
2、プロトンの出入りを遮断すれば良い。

これだけです。

1、のアルカリ性にするというのが「重曹うがい」なのです。
2、はCR充填で電気的に絶縁すれば良いということです。

また歯牙(ハイドロキシアパタイト)の溶解と再結晶はpH依存性を持っており、
酸性(プロトン存在下)で溶解、アルカリ性(OH-存在下)で再結晶が進むということが知られています。

これは「重曹うがい」で歯牙の再結晶が進む=虫歯が治る、ということです。

———————————ここまで————-

何度も強調しておきますが、虫歯の成因因子は2つしかありません。

1、酸性環境であること(プロトン、H+の存在)

2、歯牙の内外にプロトンを移動させるための起電力の存在

例えば、プロトンを代謝する虫歯菌の存在は1、に関係します。
歯磨きもそうです。
「重曹うがい」もそうです。
唾液の量や緩衝能、
酸性食品(炭酸飲料、柑橘系など)の摂取、
甘いものの摂取、など、
いくらでもありますね。

2、に関係するものは、
象牙質・エナメル質間のイオン化傾向の差の存在、
歯牙と金属修復物間のイオン化傾向の差、
プラークの内外の電位差(酸素濃度差)、
クラック内部と外部の電位差(酸素濃度差)、
虫歯内部と外部の電位差(同上)、
起電力があってもプロトンの伝導を妨げる皮膜等の物質の存在(例えばFeS)、など、
これも色々あります。

2、を無くすることは一般には難しいので、1、のプロトンを無くすることは比較的簡単にできます。

それが飲食直後の「重曹うがい」なのです。

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