究極のハイレゾルーション=アナログ

   

ハイレゾルーション(ハイレゾ)というのが、一部好事家の間でもてはやされているようですが、
これはCDの規格:分解能16bit(65536階調)、サンプリング周波数44.1kHz(理論的にはこの半分の周波数22.05kHz)までは録音再生できるというものがあって、
ハイレゾというのはこれをはるかに超えた高規格ということです。

しかし誰も言わない不都合な真実?というものがあるのです。

実際に試聴してみると少なくとも僕には10bit(1024階調)の判別も出来ないし(耳をスピーカーに押し付けて聞くとノイズが増えるのは聞えるが音質の変化は感じない)、16kHzも大音量でやっと聞こえるかどうかという程たらくで、CD規格以上のものが必要だとは到底思えない。

ところが、DAC(デジタル・アナログ・コンバータ)の自作実験をしたことがある人は気が付かれたかもしれませんが、信号の送り出し時に折り返し雑音のある不要帯域カットのためのデジタルフィルターやアナログフィルターによって大きく音質が変わるというか、損なわれる現実があるのです。

高音域の音圧低下や歪みやビートは聞えるがフィルターがない方が音は良い。
デジタルの音はこのフィルターの音を聞いているに過ぎないと言ったら過激だろうか?

ハイレゾの音が良いとすれば、少なくともアナログフィルターのカットオフ周波数は可聴帯域外に設定することはできるし、その次数も下げることができる。

要するにデジタルフィルターを使わなくても良いし、アナログフィルターも必要最小限、もしくは不要かもしれないのだ。

分解能が高ければ音質が良いとか聞こえもしない超音波領域の音を再生できるから良いなどとは言えないということだ。

ま、気合を入れて作られたアナログのLPレコードはCDをはるかに上回る音質だということは一聴すれば判る。もちろん十分に吟味調整された再生機器が必要なことは論を待たないが。

 - オーディオ, ドクターのつれづれ。