歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

HS-400の標準パラメトリック・イコライザー設定値

2018/11/12
 
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と○○さんも、もしかしたらご存知ないのかと思って、ここにアップしておきます。
この標準設定値がないとデジタルイコライザーを使ったマルチアンプ化ができないからです。
ツイータのMH-35とL-205はクロスオーバー周波数1.1KHzで-3dB、以降-6dB/oct.になるような減衰特性が得られるようにMH-35はfo:260HzをL-205はfh:2.6kHzのピークコントロールがされています。

さらに-6dB/oct.のLPF、HPFをそれぞれ入れて、-12dB/oct.逆相接続としています。

その他には振動板の形状効果による2〜3dBのなだらかなピークを補正しています。これはオリジナルのHS-400でもパッシブ素子で作られています。これらがないと明らかに生録の音が別ものになるそうです。

定電流駆動時のPEQのパラメーター設定数値ですが、定電圧駆動時にはfoのピークコントロールを省きます。

MH-35
fo:260Hz、-16.0dB、Q:1.6
P1:4.90KHz、-2.0eB、Q:1.5
P2:14.5KHz、-2.0dB、Q:1.9

L-205
fo:45Hz、-20.1dB、Q:5.3
P1:1.01kHz、-3.0dB、Q:1.3
fh:2.6kHz、-27.1dB、Q:10.0

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Comment

  1. と00 より:

    と00です。

    L-205,MH-35の設定パラメータ情報ありがとうございます。
    HS-400と同じなるような設定に見えます。

    L-205の fh:2.6kHzは -27.1dBなんですね。私はL-205の高域共振の大きさ(ΔPh)より-14bBでいいのかと思っていました。

    • mabo400 より:

      当然でしょうね。。HS-400が最適解(の1つ)なんでしょうね?
      最大平坦ならそうなのかもしれませんが、1.1kHzより-6dB/oct.の特性実現が目的ですから。

  2. と00 より:

    このピークコントローラの減衰量がHS-400の最大の特徴だったということを、今頃思い出しました。

    修行が足りません。

  3. 栗山 より:

    こんにちは。栗山です。

    L-205の2600㎐のQhが10なので、理論的なピークの上昇は20dBと考えられます。1100㎐から-6dB/octの特性にするには、Qhを0.42にピークコントロールするためにfhのレベルを-7.5dBまで減衰させる必要があり、よって上昇分の20dBと合わせ27.5dB減衰させる必要があることになります。実際のHS-400では150Ωの抵抗が入っていますので25.8dBの減衰となっています。Qh=10に対し、実測のピークレベルが+14dBなど損失分やバラつきも含め、多少の幅を持たせて設計されているのと、部品の入手の都合による丸め込みも合わせ、HS-400の採用値になっていると思います。

    それにしても有害なピークも無害化と同時にネットワークの特性内に入れてしまう本当に巧みな設計で感服します。

    • mabo400 より:

      結構個体により特性はばらついていますが、
      意外にフラットになります。
      K先生になぜだか訊いた記憶がないのです。。
      さらに-6dB/oct.(余談ですがK先生は-20dB/dec.が正しいとおっしゃっていましたが)のフィルターをかませるので、ばらつきが誤魔化されるのかもしれません。

      ネットワークはたまたま試作機の特性に合わせたのか、数十台の特性を測って平均値を採ったのか、
      僕は詳細は知りません。
      実際の開発担当者の樋川さんに訊かれるのがベストです。

      この日のためにK先生は樋川さんをMLのメンバーに推薦されました。

      開発の現場は意外な事実がいっぱいあるようです。
      僕たちが勝手なことを言っているのがアホらしくなるような話を色々聞いたような気がします。

    • と00 より:

      こんにちは、栗山さん。(実名で書いて済みません)
      修行中の「と00」といいます。HS-400のメーリングリストのメンバーです。

      細かいことですが、HS-400のL-205部分のピークコントローラの1100Hzにおける減衰量は、およそ-3dBだと思います。MLの「番外補講」のシミレーションでは、-2.3dBくらいです。

      • 栗山 より:

        こんばんは、と00さん。
        「MLの「番外補講」のシミレーションでは、-2.3dBくらいです」の部分、理想的な特性に対し0.6dBの誤差を持つということと解釈をすれば良いのでしょうか?MLに記載のあった各部の計算方法をExcelで情報をまとめながら理解に努めていますが、シミュレーションは動かしていませんし、理論的な深い理解までは全く至っておりませんm(__)M

        • 栗山 より:

          スミマセン、誤記しております。誤:0.6dB→正:0.7dB。m(__)m ←コレも 

        • と00 より:

          と00です。

          以前、K先生のspiceを検証したのですが、その内容を詳しくは思い出せません。たぶんピークコントローラでピークを潰すのですが、それに、1次のローパスフィルターを被せたとき、少し誤差が出たと言っていたと思います。誤差の度合いもシミユレーションしていたと思います。

          あと、私は、ピークコントロール後の特性が、2次のローパスフィルターになるので、これを、シェルビンフィルターを使って、1.1kHzに移動できれば、さらに正確になると思って、やってみたのですが、うまくいってせん。

  4. 栗山 より:

    こんばんは。栗山です。
    確認です。このパラメーターの時にLPFは1次の1100Hzの設定で良いと思いますが、HPF側は1次の1770Hzに設定しなければならない訳ですね(HS-400のネットワークの定数から計算してもその辺りになっていたと思います)。

    • mabo400 より:

      いえ、このデジタルチャンデバではHPFも1.1kHzです。
      樋川さんにお尋ねになったら?

      • 栗山 より:

        すみません。言葉足らずでした。自分が定電圧駆動で使用しているため、つい、うっかり定電圧駆動する場合のつもりで書いていました。定電圧駆動でMH-35のf0のピークコントロールをしない場合は、HPFの周波数が1100Hzのままではなく、1770Hzあたりに設定するという話のつもりでした。定電圧駆動でもMH-35のf0ピークコントロールすれば、HPFは1100Hzに理論的に設定するのが良い訳ですね。

        • mabo400 より:

          定電圧駆動前提のHS-400のMH-35はfoの定抵抗化だけで、コストダウンを図ったとK先生はおっしゃっていたような気がします。
          それも樋川さんの提案かもしれません。
          樋川さんは当時どこにもなかったパッシブ素子でのフェイズシフターを実現してくれたとK先生はおっしゃっていました。HS-5000やHS-10000の話です。
          僕も年なので、しかも定電流駆動に移行して20年も経ちましたので、記憶が曖昧になっています。
          先生とのやりとりはFAX時代を含めて膨大な量になっていますので、整理しないと、と思いつつ。。
          僕も若い世代に情報を引き継がないと、と思いつつ。w
          ぜひ、当事者の樋川さんから河村スピーカ工房の全てを引き継いでください。

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