石井吉徳先生の講義録から、マネーとエネルギー

   

今回も前回のつづきというか、
過去記事の再掲です。

一般の人は知らないようなので、7年ぶりに注意喚起というか、再掲しておきたいのです。
このまま世界の経済発展が進めば、最悪2030年に人類のリセット(人口崩壊:人口の90%が死滅するというようなこと)が始まるというシミュレーションがあるのですが、誰も言い出しません。

ま、そんなことを言い出したら、キチガイ扱いされるだけというか、
あまりにも深刻すぎて、誰も言い出せないというか、考えたくもないというか、そんなところでしょう。

今現在、日産・三菱自動車のクーデターというか、マネーに関わる犯罪というか、トップの醜聞が話題になっています。
この2社は実用的なEV(電気自動車)を発売していますが、
EVは次世代の自動車として、ガソリン車やディーゼル車に代わるものとして捉えられています。
しかし、現実には完全に代替することはできません。
物理的に不可能なのです。
取って代われるとしても、せいぜい全体の10%程度でしょう。
化石燃料の大きなエネルギー密度を電気で代替することはできないのです。

要するに、今回の騒動は、どうせ潰れるのは分かっているのだから、今のうちに美味しいところとかっさらって逃げようと、トップが考えた。
そんなところです。

自動車産業は石油資源の枯渇と共に消える運命にありますが、
自動車業界のトップはそれに気が付いているはずです。
トヨタやホンダはロボットとか別の分野に業態を移し始めています。

もう1つ気が付いたのですが、自動車税を排気量でランク付けして、購入時に税を課すというのをやめて、
走行距離に応じて税を課すと日本政府は言い始めました。
これはカーシェアリングやEVの普及に対応すると言っていますが、確かにEVは電気で走り揮発油税がかかりませんので、
燃料費が税金分の半分程安くなります。その分、税を取りたいと思うのは当然でしょう。

しかし、この法案を施行すると、誰もが自動車を運転するのを自粛するはずですから、税収はかえって減るはずです。
消費税もそうですが、日本の経済発展には水を差すことになるはずです。

もしかしたらですが、日本の官僚トップは気が付いているのかもしれません。
カタストロフィーを避けるには経済発展の逆をするしかないのだと。

ま、その可能性は低いですがw

http://mabo400dc.com/tsuredure/post-1530/

ーーーーーーー再掲開始ーーーーーーーー

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この度の東北の大震災の瓦礫の山を見ると、
この時の事を思い出す。。
というのが、石井先生の講義の出だしでした。

1945年3月10日夜、当時開成中学1年生。
浦和に住んでいたので、東京の空が真っ赤になったのを憶えている。
翌日以降瓦礫の片付けに動員された。
灰燼に帰した町のそこら中に焼けた骸骨がころがっていた。

東京大空襲の時の話だが、この時の死者は10万人。
これに比べると、この度の大震災はまだましで、
かならず(原発以外は)復興するだろうし、
瓦礫はまだ燃えていないので、発電等の燃料に使えるだろう。。

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これは石井先生が講義中に示された図なのですが、
先生と同じ地球物理学の天才科学者M.King.Hubbert
の論文中にあるそうです。

昨夜からネット上で探していたのですが、
見つからなかったので手書きです^^;

確率の正規分布に似たベル型の曲線が有名なハバート曲線。
石油もウランも石炭も天然ガスも枯渇性資源はみんなこんな感じです。
ピークを過ぎれば、どんどん質が悪くなり、
必ず枯渇する。
というか、あっても使えなくなる。

どちらかというと石油については楽観主義のIEAが
ピークオイル(石油ピーク)は2006年だったと認めています。
これからは石油価格は基調として上がることはあっても下がる事はありません。
いままでのように広く流通するのは後10年くらいかもしれません。

今までのエネルギー消費を続ければ、
全ての枯渇性エネルギーのピークは2030年頃に来ると見積もられていますが、
省エネをすれば、先送りできます。
どうでしょうか?
人類は子孫のために資源を残してあげることができるでしょうか?

伸びた後、一定の直線になるのが再生可能性エネルギーいわゆる自然エネルギーです。
開発が進めば増えますが、元が太陽エネルギーだし、限界があります。
ただし、太陽が存在する限り使えるエネルギーです。

一方、「マネー(通貨)」は指数関数的にどこまでも増殖する。
そうでないと、破綻する仕組みなのです。
なぜかというと、「利子」が「利子」を生むシステムなので、
無限の経済成長が前提となりますが、
そんなことが有限の地球上で成り立つでしょうか?

この仕組みは18世紀の半ば頃○○ヤ人が
働かずに儲ける仕組みとして作ったとされていますが、
もういい加減に終わりにしないと、人類が滅亡します。

この指数関数的に無限に伸びる性質を持つ「マネー」と
有限な「枯渇性エネルギー」ないし「自然エネルギー」とのギャップはすでに
地球が何個も買えるほどになっているようです。

このギャップが大きくなりすぎると、ときどき調整が必要になります。
それが経済恐慌であり、世界大戦なのですが、
これからはどうでしょうか?
これらは半ば人為的に起こされていましたが、
これからこんなことを起こせるでしょうか?

これだけネットが普及し、
本当の事が一瞬で世界中に知られてしまう現状で、
人為的に世界恐慌や世界大戦を起こせるでしょうか?

僕は無理だと思いますね。
以前のように情報を握っているのは一部の人間だけではないのですから、
大衆を情報統制して操ることはできなくなっています。
大衆を騙すことは困難になってきていますので、
必然的にブレーキが掛かります。

第一、第3次世界大戦を起こした後、
灰燼に帰した焼け跡から今までと同じように復興して
再度マネーゲームを始めるエネルギーも資源もないのです。

最初の調整局面は1929年の世界大恐慌でした。
しかし、これは需要(消費)を喚起すれば持ち直す事ができました。
「枯渇性エネルギー」は「マネー」の要求に応じて十分に伸びる余地があったからです。
これがケインズ政策です。

しかし、現在はどうでしょうか?
もう、「マネー」にエネルギー増産が追従できないのです。
もう、そろそろ調整局面が来ますが、
「マネー」は実態エネルギーに合わせる形で数分の1になるでしょう。
これは避けられません。
しかもその後は利子を前提とするシステムは採る事が出来なくなります。
「ゼロ金利システム」が一般化するでしょう。
日本では20年もやっていますね。「マネー」に関しては先進国です。^^;

その調整局面として眼に見える形が各国の財政破綻です。
欧州もアメリカも今やっていますね。もちろん日本もです。
中国やインドはこれからです。
TPPは財政破綻しそうなアメリカが
日本から「マネー」を搾り取ろうとする最期の悪あがきです。

日本はケインズ政策を20年もやって莫大な借金(国債)を積み上げましたが、
いくら増税しようが、返す事はできません。

国債はデフォルトして消滅せざるを得ません。
預金や金融商品をお持ちの方は数分の1になることを覚悟しておいてくださいね。^^;

 - 石油ピーク, もったいない学会