平成 28 年度 歯科医療費の動向に関する調査分析

   

フランクフルトの患者さんに「ぜひ後継者を育ててください!」と言われたので、

一体全体、後継者を育てられるような状況なのか?

県庁そろそろクビですか?「はみ出し公務員」の挑戦 著/円城寺雄介

という本を読んだので、ちょっと真似してみようと思ったわけです。

この方、県庁職員で現場主義を第一に問題点を洗い出し、行政としてできることはないのだろうか?と考え、
ゴールが決まったら、コツコツと現場に足を運び人脈を築き、色々な人達をコーディネイトして壁を乗り越えていく。
救急車にipadを導入し、地域の病院と病院、そして患者を繋ぎ、たらい回しを回避し、
より効率的な救急搬送ための情報共有化を進め、一旦ポシャったドクターヘリを導入した方です。
新しい日赤にもヘリポートが設置されましたね。

この方、IT(PCやネットを使った情報技術)を有効利用しようとされている方で、データの収集・分析はやはり必要なのです。
うちでも電子カルテ+レセプトコンピューターと連動させているファイルメーカーというデータベースでデータの一元管理・収集を予防歯科を始めた2000年頃からやっていますが、分析まではなかなか。。今後の課題です。

さて、表題の「平成 28 年度 歯科医療費の動向に関する調査分析」ですが、
直近の分析データです。2年程遅れているのは僕の所為ではありませんw

H.28年の医療費は健保ベースで42兆1300億円、そのうち歯科医療費は2兆8500億円。
かなり少ないですね。
というのは歯科医療は自費が認められているのです。それを混合診療というのですが、統計を当たっていないのでここには書けませんが、総収入はもう少し多いでしょう。

歯科医院数は68,940軒ということで、1軒当たりの年間医療費は4,145万円、
月平均345万円。

うちの年間医療費は同じH.28年で3,323万円、
月平均277万円。

全国平均より20%も少ない。。
口コミサイトで地域ダントツ1位の歯科医院でこれですよ。
予防歯科の経営は厳しい、、

ちなみに月平均300万円の保険収入がないと歯科医院の経営は成り立たないと言われています。
どう頑張っても古くなった機械の更新ができないはずです。。

現状、どうやって成り立たせているかというと、
技工物や機械修理などの経費の中で大きな比重を占める外注費を浮かすために自分でなんでもしています。

今の所、予防歯科をしようと思ったら、2倍働くか、自費治療を増やすしかないでしょう。

2倍働くというのは異常なスピードと正確さと何でもできる知識が求められますが、普通は無理でしょう。
最後は身体が壊れます。というか、もうとっくに壊れていますw

自費治療を増やすというのは「悪魔に魂を売り渡す」ということですが、

どうしますかね?
他に何か良い方法はありませんかね?

また、毎月出すレセプト(診療報酬請求書)1件当たりの診療報酬を資料から計算してみると、
全国平均11,483円です。

うちは8,627円。

全国平均の25%も低い!

これはどういうことかというと、まだまだ伸ばす余地があるということです。
僕の身体は壊れていますので、これ以上働く余地はありませんがw

 - つれづれ, ドクターのつれづれ。, マネー